2000年代前半より活躍しJay-Z、Kanye West、Cam’ron、Eminemらのビートを手がけたことで知られるプロデューサーのJust Blaze。そんな彼が、テレビのニュース番組で流れた映像にユニークなリアクションを取ったことで話題となっている。
Just Blazeはオハイオ州トレドのローカルニュース番組にコメンテーターとして出演。そんな中、その週に話題となった映像を観るコーナーで「ティーンエイジャーのスラングを特集したニュース番組」の映像が流れた。映像はキャスターが「Lit」や「Okurrr」など現在若者の間で流行しているスラングを誇張して面白おかしく話しているものであり、非常に下らないものとなっている。それを観たJust Blazeは口をあんぐりと開け、呆気にとられた様子を見せている。
コメントを求められると、Just blazeは「この映像がこんなに不気味なものだとは思わなかったよ」と発言。なぜか映像を心底怖がっており、「みんな自分の列を守るべきなんだ。俺の時代ではこんな風じゃなかった。若者と興味も、趣味も、過ごす毎日も違っていた。それでも、愛は失わなかったんだ。俺たちの違いが俺たちを特別にして、一緒に作るものを素晴らしくしてた。あの映像は、何と言って良いか分からない」と、若者をリスペクトせず小馬鹿にする大人たちに違和感を覚えてしまったようだ。確かに問題の映像は明らかに若者をバカにしたものではあるが想定される年代の視聴者は笑って観るはずの物であり、Just Blazeがいかに若者に対する理解を持っているかが分かる。
人はある程度年齢を重ねると、自身より下の世代の感覚や好み、流行に理解を示さずバカにしてしまうことも多い。そのような映像を本気で怖がったJust Blazeのように、いつまでも他者に対するリスペクトを失わないまま年を重ねていきたいものだ。