最新作『Eternal Atake』のリリースを予告していながらもレーベルとの契約問題が原因で引退を宣言していたLil Uzi Vert。先週末にリリースされたNavのアルバム『Bad Habits』への参加がアナウンスされていながら実現せず心配の声が広がっていたが、今回DJ Dramaが「彼の新作はいつでもリリースできる」と明かしている。
発端は、Navが『Bad Habits』へのLil Uzi Vertの参加が実現しなかった原因として、Lil Uzi Vertが所属するAtlantic内のレーベルGeneration NowのトップであるDJ DramaとDon Cannonを告発したことに始まる。Navは自身のInstagramにて「DJ DramaとDon CannonがLil Uzi Vertのヴァースを法的にクリアしなかった」「全ては金のためだと思う」と綴っており、彼の話が本当だとすればLil Uzi Vertの活動を阻害する大きな原因としてDJ DramaとDon Cannonの存在があるということになる。
しかし、DJ DramaはNavの意見に真っ向から反論しており、DJ Akademiksに対し「Uziは、彼が望みさえすれば『Eternal Atake』を明日にでも、いつでもリリースできる。俺とCannonはアルバムがドロップされるよう全面的にサポートしている」と語っている。
つまり『Eternal Atake』がリリースされないのはDJ DramaやDon Cannonのせいでは無く何か別の原因があるようだが、一体なぜ同作が長くお蔵入りとなっているのかは分からない。
Lil Uzi Vertは昨夜自身のInstagramのストーリーに「奴らはプレッシャーに晒されている」「老いたピエロは同じトリックを使うんだ」と綴っている。恐らく先のDJ Dramaの発言を受けてのものと思われるが、新作がリリースされない責任からDJ Dramaが逃れようとしていることを示唆しているのだろうか?
Uzi’s first posts since the news broke ? pic.twitter.com/So8oG4iVWO
— XXL Magazine (@XXL) 2019年3月25日
いずれにせよ、『Eternal Atake』が我々のもとに届くまでにはもう少し時間がかかりそうだ。事態は複雑化しており誰を信じて良いのか分からない状況だが、Lil uzi Vertが抱える問題が一刻も早く解決されるよう願われる。