ニューアルバム『Love Me Now』をリリースし、最近ではJoyner Lucasとのオールドスクールなビーフも話題になったTory Lanez。そんな彼がTim Westwood TVに登場。6ix9ineについて語っている。
現在、6ix9ineは様々な容疑で逮捕され獄中にいるわけだが、それについて聞かれたToryは「厳しい状況だね」と6ix9ineの現状について述べながらも、彼の事を「とても良い奴だ」と擁護する姿勢をみせた。
また、Toryはニューアルバム『DUMMY BOY』を獄中からリリースした6ix9ineを2Pacと比較している。「牢屋にいる誰かを見るのは本当に悲しいことだよね。Bobby Shmurdaを思い出すよ。Bobby Shmurdaはうまく行かなかったけどね。でも6ix9ineはKanye、Nicki Minajを迎え、アルバムを出した。2Pacみたいに売れた唯一の奴だよ。2Pacが獄中に居たとき、彼は最高のアルバムを出した。あれがこれまでで1番最高のアルバムだったことは言うまでもないし、とても偉大な瞬間だった。彼が獄中に居たのは悲しいことだけどね。」と6ix9ineと2Pacに共通点を見いだした。
Toryが言った2Pacのアルバムというのは彼のサードアルバム『Me Against the World』のことで、1995年にリリースされたものだ。このアルバムがリリースされたとき2Pacは投獄されていたのだが、収録されている“Dear Mama”や“So Many Tears”などの楽曲はビルボードシングルチャートで初登場1位を獲得するなど大きな話題となった。そして、6ix9ineは同じように獄中からニューアルバム『DUMMY BOY』をリリースし、ビルボードアルバムチャートにて初登場1位を獲得するという快挙を成し遂げている。確かに2人は獄中からアルバムを出し、チャート上位にランクインするという点で共通しており、Toryの主張は間違ってはいない。だが、2Pacと6ix9ineではスタイルも違えば、時代も異なるので、この両者を比べるのはいささか安易といわざるをえない。
いずれにせよToryは6ix9ineのことが好きなようで、「ほんとに良い奴なんだよ。俺があいつに会うとき毎回に言えることなんだけど、あいつはいつも周りに冗談を飛ばしてるんだ。何があいつの後ろにあろうと、あいつはほんとに面白いし、本物だし、親切な奴なんだ。俺は誰も牢屋にいてほしくないと願ってる」と6ix9ineへの思いを語っており、彼が6ix9ineと2Pacを比較したくなる気持ちがわからないでもない。