先日リリースされたFutureとJuice WRLDの二人によるアルバム『WRLD ON DRUGS』。わずか5日間でレコーディングされたことでも話題となっている同作だが、レコーディングの最中にJuice WRLDが何気なく発した言葉がFutureを深く反省させたという。
Vultureで公開されているインタビューにて、Juice WRLDはレコーディングの初日に「あなたの曲を聴いて初めてリーンを飲もうと思ったんです」と告白したことを明かしている。「最初にそのことを話したんだ。するとFutureは“うわぁ”とだけ言って、反省してるみたいだった」という言葉から、Juice WRLDを自身の影響で間違った方向に導いてしまったことにFutureはショックを受けたらしい。
代表曲“Mask Off”をはじめドラッグをテーマにした曲を非常に多く作っているFutureだが、自身の影響で若者がドラッグを始めることについて責任を感じているのは意外だ。
しかし、Juice WRLDはその後リーンなどのドラッグを続けることはなく健康的なライフスタイルに移行したとのこと。「自分自身について気づいたことがあったんだよ。ドラッグが人生にどんな影響を与えるか分かったんだ。それで、距離を置こうと思った」と語る彼は、ドラッグが自身に与える影響を冷静に判断して止めることを選択出来るクレバーさを持っていることが分かる。
人々が好きなアーティストの歌詞や言動に影響を受けて間違った道に進んでしまうことは珍しくないが、Juice WRLDのように一度冷静に考えてみることも必要なのかもしれない。