先週の金曜日にリリースされた、Lil BabyとGunnaの新鋭ラッパー2人によるジョイントプロジェクト『Drip Harder』。
やはり反響は大きかったようで、初週売上がBeyonceとJay-Z夫妻によるコラボアルバム『EVERYTHING IS LOVE』を上回る見込みのようだ。
Hits Daily Doubleによると、『Drip Harder』のストリーミング込みでの初週売上はアルバム12万6000枚相当になると予想されており、同じジョイントアルバムである『EVERYTHING IS LOVE』の初週売上であるアルバム12万4000枚相当を上回るとのこと。
彗星のように現れた若手2人による作品が、シーンを長らく支えてきた2人の作品の売り上げを上回ってしまうのはなんとも皮肉なことだが、これは未だにヒップホップシーンの中心がトラップミュージックであることを如実に表しているといえるだろう。Jay-ZとBeyonceの2人がいちいち売上など気にしているとも思えないが。
いずれにせよ、築いてきた名声よりも流行りが上回ってしまうのが今のシーンの現状だ。これが良いことなのか悪いことなのかは一概には言えないが、この先もトラップが中心の時代はまだまだ続いていくことは間違いないだろう。