その完成度の高さと大ヒットによって今年を代表するヒップホップアルバムとなったTravis Scottの『ASTROWORLD』。豪華な参加アーティストを迎えて制作された同作だが、中でも“Carousel”におけるFrank Oceanの参加は話題を呼んだ。しかし、そんな両者の間で“Carousel”を巡る問題が発生してしまっていたようだ。
先週、“Carousel”の中の自身のボーカルのピッチが勝手に変更されていたことに不満を覚えたFrank Oceanが、そのパートを削除するよう求める停止通告書を弁護士を通じて送っていたというニュースがTMZによって報じられていた。
当代随一のアーティスト二人の間に発生した問題とあってこのニュースは広く拡散されたが、Frank Oceanは先日9月14日に自身のTumblrにてそれを否定する声明を発表した。彼は「曲はクールだと思うよ。20分程度でレコーディングして、Travisが望むようなサウンドにミックスした。確かに停止通告書は送ったけど、それはサウンドが理由じゃない。セクシュアリティについての問題だ。僕とTravisの間の問題は先週自分たちで解決したよ」と、確かに問題が発生してはいたものの、当初報じられていたものとは異なる理由での出来事だったことを明かしている。
Frank responds to reports of issues with his verse on "Carousel" https://t.co/20g03Qp5re pic.twitter.com/5b3GHftLVZ
— Frank Ocean Daily (@TeamFrankDaily) 2018年9月14日
Frank Oceanが参加を断ろうとした理由は『ASTROWORLD』のアートワークにトランスジェンダーのモデルが参加したバージョンが使用されなかった一件が理由なのではないかという推測もなされているが、詳細は不明である。
Travis Scottもこの騒動を受けてInstagramにFrank Oceanのグッズの写真をアップしており、両者の間の問題は既に解決していることを示している。
ビッグネーム同士のビーフが続いている今日この頃だが、彼らが無事に関係を修復出来て何よりといったところだろう。