今年はT.I.とのトラップの起源を巡る論争が話題となったが、2016年に刑務所から釈放されて以来精力的に活動を続け、またSNSでもポジティブなバイブスを発信し続けているGucci Mane。そんな彼が、他人が失敗することを望んでいる人々についての持論を述べている。
GQのロングインタビュー企画に登場したGucci Maneは、自身の進化を現在も実感し続けていると語った。「俺は成長しているように感じるよ。違う人間になったんだ。昔の俺は忘れてくれ。俺は成長した。昔の俺も、今の俺も、これからの俺も好きだ。体重を減らそうとしてるし、自分を大切にしようと努力している。自分にとって得にならない考え方や人間関係を変えるんだ。みんなは俺が変われることを信じていないと思うが、俺自身は信じている」という彼の言葉からは、自分自身に対する強い信頼と自己肯定感、また変化しようとする意志が感じられる。
また、Gucci Maneは自身のことを誰もが応援しているわけではないと述べ、「ときどき他人の失敗を望む人がいるだろ?お前が失敗するところを見たいんだ。分かるよ。人間は悲劇を見るのが好きなんだ。お前が人生の中で最悪のことを経験していても、それは他の人にとってエンターテイメントになるんだよ」と語った。確かに、音楽のリスナーはアーティストの悲劇的な側面を強調して語り、それらを消費してしまうことがある。今年は若いヒップホップアーティストの死が続いており、Gucci Maneの指摘はそれを踏まえてのものだと捉えることも出来る。
いずれにせよ、Gucci Maneの変化していこうとする姿勢は多くの人にとって参考に出来る部分があるだろう。自分を変えたいと思っている人は、彼のインタビューを読んで何らかのヒントを探してみてはいかがだろうか?インタビューの全文はこちらから読むことが出来る。