6月末にリリースしたアルバム『Scorpion』で次々とストリーミングの世界記録を塗り替えたDrake。新たに、1年間でBillboard HOT100(アルバムチャート)のチャート1位になった回数の記録でUsherと並び、ソロ男性アーティストの最多記録タイ1位となった。
1年間の間にBillboard HOT100のチャート1位になった回数の最多記録は、1位が2004年のUsherによる28週という記録であり、2位はThe Black Eyed Peasの26週という記録。Drakeは8月中にThe Black Eyed Peasの記録を超え、今週ついに最多記録であるUsherと並んだ。この勢いが続けば、年内にUsherの記録も超すことが予想される。
Drakeのこれまでのキャリアで、Billboard HOT100のチャート1位になった週の合計は47週。歴代1位の記録がマライア・キャリーの合計79週。2位がRihannaの60週であり、それに続くのがThe Beatlesの59週という記録。
アルバム『Scorpion』に収録されている楽曲”In My Feelings”が、チャート1位に輝いてから現在8週連続でトップを維持している。7月28日の週では”In My Feelings”は1週間で1億1620万ストリーミング再生され、1週間でのシングルストリーミング再生数の新記録も打ち立てている。
数々の世界記録を塗り替えているDrakeもすごいが、チャートを見ているだけで今年はヒップホップが圧倒的に強い年であることがわかる。報道によると、現在Billboard HOT100チャートの1位を32週間連続でラップが独占。Drakeの”In My Feelings”や、”Nice For What"、 "God's Plan"などの楽曲の他にも、今年はChildish Gambinoの "This Is America"や、Post Maloneの"Psycho"、XXXTentacionの"Sad!"とCardi Bの "I Like It”がチャート1位に輝いた。
Drakeのこの勢いがいつまで続くのか。そしてDrakeが落ち着いた後の、次の1位になる楽曲もラップなのか、この記録が伸び続けるかどうか注目である。