NYのストリートから時代の寵児となり、20世紀の重要なアーティストとなったジャン・ミシェル＝バスキア。世界の美術館やコレクターから熱い注目を浴び、大回顧展『ブーム・フォー・リアル』もロンドンを皮切りに世界で巡回中だ。バスキア没後30年を記念し天才アーティスト誕生の秘密に迫るドキュメンタリー『バスキア、10代最後のとき』が12月下旬にYEBISU GARDEN CINEMAほか全国で順次公開される。
本作はバスキアがまだ名声を得る前の、1970～80年代のNYの社会やアート、ムーブメントに焦点を当て、初期の秘蔵作品、影響を受けた詩や音楽を交えながら、アーティストとして世界へ羽ばたいていく姿を捉える。
映画にはミュージシャンのファブ・５・フレディ、グラフィティ・アーティストであり、『ワイルド・スタイル』主演の リー・キュノネス、映画監督ジム・ジャームッシュ、『プラダを着た悪魔』のファッション・デザイナーパトリシア・フィールドらも登場する。
同じ時代をNYで過ごした『豚が飛ぶとき』のサラ・ドライバー監督が紡ぐバスキアの姿は、誰でもアーティストになれるチャンスがある今だからこそ体験しておいた方がいいだろう。
Info
『バスキア、10代最後のとき』
ジャン＝ミシェル・バスキア没後30年企画
監督：サラ・ドライバー 『豚が飛ぶとき』
出演：アレクシス・アドラー（生物学者）、ファブ・５・フレディ（ミュージシャン）、リー・キュノネス（グラフィティ・アーティスト）、ジム・ジャームッシュ（映画監督）、パトリシア・フィールド（ファッション・デザイナー）
原題：BOOM FOR REAL THE TEENAGE YEARS OF JEAN-MICHEL BASQUIAT
2017年/79分/アメリカ/字幕：石田泰子
提供：バップ/配給・宣伝：セテラ・インターナショナル/宣伝協力：テレザ
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12月下旬 YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開
