80年代ジャパニーズハードコア・パンクシーンの黎明期を記録したドキュメンタリー映画『ちょっとの雨ならがまん』と、同作の監督である安田潤司の長編デビュー作『ファー・イースト・ベイビーズ』の2作品それぞれの予告編が公開された。
『ちょっとの雨ならがまん』は、G.I.S.M.、GAUZE、THE COMES、THE EXECUTEと町田町蔵や石井聰亙(現・石井岳龍)など、音楽のみならず現在でも大きな影響を与える80年代の日本のハードコア・パンクシーンの黎明期を記録した作品。当時21才だった安田潤司が監督したこの作品は、1984年の初公開後、劇場やライブハウスを中心に上映され、延べ50,000人もの観客を動員、そして1994年を最後に一切の上映をやめビデオ化されることもなく消え伝説となっていた。
同時に公開される安田が93年に制作した演劇界の奇才・飴屋法水をはじめとするアンダーグラウンドシーンを席巻していたアーティストが集結した『ファー・イースト・ベイビーズ』。東京グランギニョル、M.M.M.、テクノクラートのメンバーである石川成俊、棚橋ナッツ、上野仁、佐野秀介。ハードコア・パンクバンドG.I.S.M.の横山SAKEVI。頭脳警察のパンタと石塚俊明。そして、飴屋法水とテクノクラートのマシン。登場人物全員が本人として登場し、仮想現実と戯れるように物語が紡がれていく作品だ。
予告編と共に解禁となった本ビジュアルを手がけたのは写真家・川島小鳥の写真集『明星』(ナナロク社)など、数々の本やCDのデザインを手掛けるデザイナーの佐々木暁だ。
Info
『ちょっとの雨ならがまん』
『ファー・イースト・ベイビーズ』
【コピーライト】
© 2018 P.P.P.project
【公開表記】
2018年8月18日(土)より新宿K's cinemaほか全国順次公開
【映画公式HP】
http://silvergelatin.main.jp/movie/chottonoame-feb/