Drakeの最新作『Scorpion』の中で最も人気のトラックとなった”In My Feelings”のテーマとなり、曲中で「KeKe」と呼ばれているDrakeの元恋人Keshia Chante。彼女はカナダのシンガーソングライター、テレビパーソナリティであり、Drakeの幼馴染でもある。
KeshiaはDrakeが14歳の頃からの友人であり、トロントで共に育ってきたという。Drakeは“In My Feelings”の他にも彼女をテーマにした曲を作っており、2013年のBET’s 106 & Parkにて「彼女は昔僕の恋人で、みんなは知らないだろうけど僕は前からずっと彼女についてラップしてきた」と語っている。
2009年にはKeshiaの曲”Fallen”のDrakeによるリミックスが発表されている他、2015年のアルバム『If You’re Reading This It’s Too Late』に収録されている”Madonna”の中でもオマージュとなった。
現在に至るまで二人は友人として関係を続けており、昨年Drakeが行なったBoy Meets Worldツアーのアムステルダム公演の際にはKeshiaとDrakeの二人が共に写った写真がInstagramにポストされている。
Keshia本人も自身が「KeKe」なのか、という問いに対する否定をしておらず、それどころか今年の四月には「Drakeが私のことを曲にした。私はそれがリアルだって知ってる」との投稿をTwitterにて行なっている。
he put it in a song so i know it’s real ❤️
— Keshia Chanté (@KeshiaChante) 2018年4月9日
どうやら二人の関係は非常に円満なようで、Drakeはこの過去の恋愛を美しい思い出やインスピレーションの源として受け止めているようだ。
二人の関係性を知った上で”In My Feelings”を聴けば、より味わい深いものに感じられるだろう。