先日ロンドンで盛り上がりをみせているUKドリルのアーティストたちのミュージックビデオが、暴力的だとして警察の申し立てによりYouTubeから削除されたというニュースを伝えた。
その措置が実行されてからまだ一ヶ月も経っていないが警察は新たな措置に打って出た。
警察はUKドリルの人気グループ1011に対して楽曲内の暴力的な歌詞を禁止するように裁判所に申し立てた。この申し立てについては、一度は裁判所は却下したとの報告があったが、Guardianによれば警察の申し立ては承認され1011は新しい音源をレコーディングすることができなくなる予定だ。
1011に対しては死や危害を加えることについてのリリックを楽曲に入れることが禁止され、さらに新しいミュージックビデオをリリースしたら警察に24時間以内に通告することや、ライブやレコーディングをする48時間前にも警察に報告し、警察官の帯同が義務付けられた。
これに対して検閲に反対するグループからは、「音楽を禁止することが問題に対処することにはなり得ない」と警察の措置に対して批判の声が出ている。