東京・渋谷の映画館アップリンクで、上映機会の少ない傑作映画を発掘し、広めることを目的とした上映シリーズ『肌蹴る光線 ― あたらしい映画』がスタートする。
第1回目の上映作品は、中国の1989年生まれの映画監督、ビー・ガン(畢贛)の処女長編『凱里ブルース』。
出演者がほとんど監督の家族や親戚、友人で構成されている同作で、ビー・ガンは台湾の映画賞『金馬奨』の最優秀新人監督賞を最年少26歳で受賞したほか、フランス『ナント三大陸映画祭』では、ホウ・シャオシェン監督以来の中国人としてのグランプリを獲得、『ロカルノ国際映画祭』では現代映画人部門で最優秀新人監督賞した。
映画は霧に包まれた小さな診療所に勤める医者の陳が、何者かに連れ去られてしまった甥や、同じ診療所で働く老婦人の過去の恋人を探しに旅に出て、途中に立ち寄った村で不思議な体験をするというもの。
ギレルモ・デル・トロやジョナサン・デミも賛辞を送っている中国の俊英による作品は、東京ではアップリンクで5/26(土)に上映、富田克也、相澤虎之助によるトークショーも開催。また京都では誠光社で5/12(土)に上映される。
Info
『肌蹴る光線―あたらしい映画―vol.1』
・京都会場
2018年5月12日(土)
会場:京都府 誠光社
時間:19:00~
料金:1,500円(ドリンク別)
http://www.seikosha-books.com/event/3275
・東京会場
2018年5月26日(土)
会場:東京都 渋谷アップリンク
時間:17:30~(20:00頃終了予定)
ゲスト:富田克也さん、相澤虎之助さん
料金:1,800円
http://www.uplink.co.jp/event/2018/50931
■上映会関連リンク
公式サイト:
https://hadakeru-kosen.tumblr.com/
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