徹底した特集主義と独自の視点で同時代のカルチャーを切り取ってきた雑誌STUDIO VOICEが3/20に最新号を発売する。
今号の特集は「Documentary / Non-Fiction 見ようとすれば、見えるのか?」というタイトル。映画・文学・写真におけるドキュメンタリー / ノンフィクション作品 ・ 作家をとおして、フェイクニュースが跋扈する不確かな時代を生きるための、世界の見方を再考する。
中国の映画監督ジャ・ジャンクーの取材では、彼の作品を貫く社会や人びと、暮らし、歴史に向けられた強固な まなざしの正体を探るため、監督と所縁のある山西省の3つの街を訪ねる。
また、「インタビュー」の本質について、吉田豪や磯部涼など3組計6人の気鋭のインタビュアー同士の対話から探る記事や、ブックデザイナー・ 鈴木一誌による「偏 / 偏在」をめぐる考察 、幻の写真運動「サブジェクティブ・フォトグラフィ」についてなど、多角的な視点から、現代のドキュメンタリー/ノンフィクションに迫る。
その他執筆・出演陣には、三浦直之(劇作家)や植本一子(写真家)、名越啓介(写真家)、松村圭一郎(文化人類学者)、吉本浩二(漫画家)、宮内悠介(小説家)、長谷川新(インディペンデントキュレーター)、山本貴光(作家)、松本卓也(京都大学大学院准教授)、石丸元章(作家)、曽根賢(『BURST』元編集長)、中村寛(文化人類学者)、藤野眞功(ノンフィクション作家)ら、世代もジャンルも超えたラインナップが揃う。
Info
[仕様]判型:A4変型・平綴じ/定価:537円+税/貢数:200ページ/発刊:2018年3月20日(火)/発行:株式会社INFASパブリケーションズISBN978-4-904843-23-9/取扱:全国書店&ショップ、およびオンライン
STUDIO VOICE 編集部
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