台湾系アメリカ人プレイヤーのJeremy Linをディスった元NBAスターのケニオン・マーティンに「呪い」をかけると宣言したLil Bであったが、マーティンは「呪い」の存在を否定しLil Bをディスした。「呪い」の存在を証明するためにLil Bはマーティンにバスケットボールの1on1で勝負を挑むという。
これまで、自身のダンスをパクったNBAのスター選手ジェームス・ハーデンや、Lil Bの音楽を聴かないとツイートしたケビン・デュラントに対し呪いをかけ、成功してきてたLil B。昨年9月にも、ビッグマウスの注目新人ロンゾ・ボールに呪いをかけると警告したばかりだ。
元NBAスターのケニオン・マーティンはNBA初の台湾系アメリカ人プレイヤーであるJeremy Linに差別的な発言を行ったが、Lil Bはこれを受けて昨年10月にマーティンに対し呪いをかけると宣言。しかし先日、ケニオン・マーティンはこの「呪い」に対し、TMZ Sportsに「あいつなんてなんでもない。」と発言しLil Bにディスを送った。様子は以下の動画から。
上の発言を受け、Lil Bは「俺はケニオン・マーティンに言いたい。お前に1on1のゲームを挑戦する。俺の呪いが本物かどうか確かめようじゃないか。お前が勝ったら、正しいのはお前で...呪いは偽物ってことだ。」と下のビデオで応じている。
そもそも、今回のLil Bとケニオン・マーティンとの対立の発端はマーティンがNBA初の台湾系アメリカ人プレイヤーJeremy Linのドレッドルックをディスしたことから始まっている。
昨年秋、マーティンはInstagramに「俺がこの男の子に彼のラストネームが(アジア系の)Linってことを思い出させなきゃいけないのか?誰か彼に言ってやれよ、"お前が黒人になりたいのはわかったよ"ってね。」と話すビデオを投稿している。
このカリフォルニア出身のラッパーは上の発言を軽くは受け取らず、「NBAのケニオン・マーティンはJeremy Linを個人的な理由もなくディスったため呪われた...。これはThe BasedGod-Lil Bからのものだって気がつくまで彼は当分呪われたままだ。」と10月にTwitterで発言した。
マーティンは発言後、TMZにポストされたビデオのなかで、「あれはジョークのつもりだったが出てしまった。もし俺がJeremy Linのことを怒らせてしまっていたら謝るよ...。俺は大人だから、自分が間違ったときにはそれを認める。自分が間違っていたことと、言葉のチョイスが悪かったことを認めなくてはいけない。」とコメントしている。
2人の争いの行方が本当にバスケットボールで決着することになるのか注目だ。
(辻本秀太郎)