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Post Maloneの話題の新曲"Rockstar"のトラックを作ったのは生物学専攻の大学生だった

rockstar

Billboard Hot 100で2位にランクインし、Apple Musicの一週間での最多ストリーミング記録を破るなど、現在スマッシュヒットを記録しているPost Malone feat. 21 Savageの楽曲"Rockstar"であるが、実はこの曲のトラックを作ったのは生物学を専攻する1人の大学生であるということがPigeons and Planesの報道で明らかになった。

 

Pigeons and Planesの記事には、Tank Godという名前で活動するこの学生が登場し、"Rockstar"のトラックが生まれた経緯や、Post Maloneとの出会いについて語った。

「コネチカット州にあるハートフォード大学のカレッジで、2016年の12月にあのビートを作った。メロディーがとても暗いよね。あのとき僕はストレスをたくさん抱えていた。期末テスト期間で、1日中勉強した翌日に1日で3つも試験を受けた後だったんだ。僕は"心を落ち着けよう"と思ってビートを3つ作った。"Rockstar"のビートはそのうちの1つなんだ。」

Tank God

この数日後、Tankは友人のChristian Combsとスタジオセッションをするためにニューヨークに向かった。そこで、彼はPost Maloneに例のトラックを聞かせることになったという。

「Post Maloneはスタジオの近くの部屋を使っていたんだ。僕は彼と通路ですれ違った時に、自分のビートをプレイさせてもらえないかと尋ねた。彼は乗り気で、それで自分のトラックを聴かせたんだ。」

Tankがトラックの再生を始めると、Postはすぐにそのプロダクションに感心し、即興で"I feel just like a rock star"というフレーズを歌い出した、とTankは振り返っている。

「Postの心を動かすのは難しいことだったと思う。でもきっとTR-808のサウンドが彼に響いたんだと思う、音がとにかく大きくて部屋全体を揺らしていたんだ。」とTankは語る。

その後Postは、Bon ScottやJim Morrisonといったロックのレジェンドたちを挙げながら肉付けし、その夜の終わりまでには曲のラストまでを作り上げたという。Postは曲の一部をその日スタジオからTwitterに投稿している。


21Savagesのレコーディングと、エンジニアのLouis Bellによる最終ミックスを経た後、"Rockstar"は2017年9月15日にリリースされた。トラックはほとんどTank Godが初めに作ったもののままで、アウトロが少し変えられた程度だという。リリースから一週間でこの曲はPost Maloneのキャリアにおける最高のチャートインを記録した。

TankはPostとの制作を振り返り、「スタジオにいた皆が、全てのアイデアがつながっていく早さやその無作為さに驚愕していた。でもスタジオには間違いなくパーティーバイブスがあったね。」と語っている。

また、今後についてはTank Godは「今はまだこれからのことについて多くは話せないけど、準備しているものがいくつかあるし、それをまた世界中の人たちに聴かせたいと思っているよ。」とコメントしている。

Via: Pigeons and Planes

(辻本秀太郎)

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