データ調査会社のニールセンが2017年上半期のアメリカの音楽売り上げデータを発表した。
ニールセンがこのデータを発表し始めた20年以上前から、初めてヒップホップとR&B全体の売り上げがロックの売り上げを超え、最も売れたジャンルとなった。
ヒップホップとR&Bは売り上げ全体の25%を占め、ロックの23%を上回った。旧来のアルバムセールスという形だとロックは40%の売り上げに対し、ヒップホップとR&Bは17%と差がついているがストリーミングだとそれが逆転。ヒップホップとR&Bが全体の30%を占め、ロックの16%の2倍近くの差となっている。ストリーミングがヒップホップの売り上げの多くを支えているということも鮮明になった。
今後ストリーミング市場が大きく成長していくに従い、この差は開いていくのだろうか、そうではなく揺り戻しがくるのか。今後の動向を見守りたい。