今でこそ名コンビともいえるSnoop DoggとDr. Dreだが、初めてDreがSnoopにコンタクトをした時は、当時の立場が違いすぎてSnoopはいたずらだと思ったようだ。
25年間交友関係にある2人だが、出会った時はDreはすでにN.W.A.で名を馳せていたのに対し、Snoopはまだソロデビューもしていなかった。そんな時にDreはSnoopに電話をかけたのだが、Dreから電話がかかってくるとは思わなかったSnoopはいたずら電話かと思ってすぐ切ってしまったというのだ。
Dreはそれに懲りずSnoopに再度電話をかけ、「月曜にスタジオにいろ」と伝えたという。この時Dreはソロデビュー作『The Chronic』の制作中で、Snoopはこの電話がきっかけで、作品に参加することになりスターの階段を駆け上がっていった。
もしDreが短気な人物でSnoopが切ってしまった電話にかけなおさなかったら、西海岸のヒップホップの歴史はガラッと変わってしまったのだろうか?
このエピソードはDreとJimmy Iovineによるドキュメンタリーシリーズ『The Defiant Ones』で放送される予定だ。