Netflixがニューヨークのサウスブロンクスを舞台に70年代後半のヒップホップの成長やディスコの全盛期を描いた人気ドラマ『The Get Down』のシーズン2の製作が打ち切られたとアメリカメディアDeadlineが報じた。
『The Get Down』はバズ・ラーマンが監督を務め、4月からシーズン1のパート2が公開され。シーズン1のパート1はヒットに恵まれず低視聴率が続き、さらに全エピソード12話に制作費を1億2000万ドル以上も費やし、Netflix史上最も制作費が高いドラマとして名前を刻んでいた。
今年の春に、監督であるバズ・ラーマンはVultureのインタビューで「シーズン2のオープニングの構想はすでに練ってある」と語っていたが、自身のFacebookで25日、『The Get Down』シーズン2の製作打ち切りについて謝罪のメッセージを投稿した。
投稿の中で、バズ・ラーマンは始謝罪し、自身の気持ちとは裏腹な打ち切りに至った「不幸」な理由を語った。「とても大きなパートナーでありサポーターでもあるNetflixとSonyの仕事が重なっていたからだ。一気に両方の仕事はできない」と打ち切りの理由を語り「映画を作るよ」と説明した。そして、バズ・ラーマンは終了を悲しむ自分やファンに向けて「いつか、どうにかして『The Get Down』のスピリットを復活させるべく奮闘する」と誓った。(野口耕一)