ケンドリック・ラマーはアルバム『DAMN.』と先週末のコーチェラのステージにて、カンフー・ケニーのキャラを全面に押し出している。そのカンフー・ケニーはどこからやってきたのだろうか?彼の楽曲とアルバムの中ではカンフー・ケニーの名前が叫ばれるものの、具体的な参照元やキャラの説明はされていない。
しかしケンドリック・ラマー自身ではなく、ケンドリック・ラマーの新しいミュージック・ビデオ"DNA."に登場した俳優ドン・チードルがその元ネタをインタビューで明かした。
ケンドリック・ラマーの新しいミュージック・ビデオに登場した俳優ドン・チードルは、映画『ホテル・ルワンダ』でアカデミー主演男優賞ノミネートされ一躍有名になった俳優だ。そのほかにも『オーシャンズ11』、『オーシャンズ13』、『アベンジャーズ』などの数々の大作に出演する有名俳優だ。
そのドン・チードルはインタビューにて、カンフー・ケニーの元ネタはドン・チードルが2001年の『ラッシュ・アワー2』で演じたキャラクター、情報屋ケニーであることを明かした。
Don Cheadle on Kendrick Lamar’s new moniker: “Is Kung Fu Kenny me?” He’s like, “That’s what the surprise was. Damn.” https://t.co/Oc6Xqu9N44 pic.twitter.com/dw33R40GLL
— The FADER (@thefader) 2017年4月20日
"DNA."のビデオを撮影した後、ケンドリック・ラマーはドン・チードルに対して「コーチェラに来てほしい」と伝えた。しかしドン・チードルは「自分が行くようなところじゃない」と答えるもケンドリック・ラマーは「ヤバいことがあるから。サプライズがある」と言う。そこまで言うならとドン・チードルはコーチェラに行くと「ケンドリック・ラマーはクレイジーなカラテをしてるじゃないか」と驚いた。
驚いてコーチェラから帰る道すがらTwitterでドン・チードルはこんなメンションを受け取る。
ドン・チードル、オリジナル・カンフー・ケニー!
その時にドン・チードルはやっとケンドリック・ラマーが言うサプライズが何か理解したという。すぐさま「ぜんぜん気付かなかったよ」とテキストメッセージを送るとケンドリック・ラマーは「あれがサプライズだよ」と明かしたそうだ。