先ほどDrakeはBeats 1の自身のラジオ番組『OVO Sound Radio』に出演、予告通り自身の新作『More Life』をプレミア公開した。放送後『More Life』はiTunes/Apple Musicなどのサイトで販売・ストリーミングが開始された。
Drakeは以前『More Life』の構想についてプレイリスト的なものになると語っていた。
確かに『More Life』にはこれまでのDrakeの作品よりも多くのゲストアーティストが参加しており、ゲストアーティストにあわせ音楽性の幅もこれまでよりレンジが広がっている。
気になるゲスト陣にはKanye WestやYoung Thug、Travis ScottなどのUSのラッパーたちをはじめとして、UKから人気ラッパーのSkepta、Giggsや注目シンガーのJorja Smithが参加、また南アフリカのハウスシーンの雄Black Coffeeもスムースなハウスチューンを提供。
またDrakeが一時期頻繁にデートしており、参加が予想されていたJennifer Lopezは"If You Had My Love"をサンプリングされるという形で登場する。これはなんともDrakeらしいやり方だ。
これまでもDrakeはダンスホール・レゲエのテイストを取り入れたことで、ジャマイカのアーティストから批判を受けてきた。新作『More Life』は自身の作品ではあるが、よりDrakeのアーティスト色を薄くしたことで、Drakeとは別カテゴリーのアーティストを呼び込みやすく作られているように聴こえる。
クレバーなDrakeと40らしい戦略がうまくはまった作品になったといえる『More Life』はiTunesなどで購入できる。