Chance The Rapperは、すでにご存知の通り自身のアルバムを売らずにグラミー賞を獲得、新しい形のアーティスト像を開拓し続けている。そんなChanceはファンへのサービスをするときも、これまでにない形で提供することが多い。
例えば地元シカゴのレコードショップで、レコードを大量に買いそのまま街頭でファンに配ったり、また転売屋が高額で販売しているチケットを買い占め自身のサイトで正規の値段で売り直すなど、ファンやコミュニティーにダイレクトに影響するやりかたをとってきた。
そんなChanceが週末のシカゴでまた新しいファンサービスをやってのけた。
Chanceは公開されたばかりの映画『Get Out』のシカゴでの上映館Chatham 14 Theatersの本日分の座席を買い占めた、ファンに映画を楽しんでほしいとツイートした。
I bought all the tickets to #GetOut at Chatham Theatre on 87th Just pull up with ID and enjoy the movie.
— Lil Chano From 79th (@chancetherapper) 2017年2月26日
映画『Get Out』は、コメディアンのジョーダン・ピールによる初監督作となるホラーで、Chance自身も「すごい映画」だと絶賛していた。
DID I NOT TELL YALL #GETOUT WAS INCREDIBLE!! BEST FILM ACROSS ANY GENRE IN AWHILE GO SEE IT TODAY! Cc: @LilRel4 @JordanPeele
— Lil Chano From 79th (@chancetherapper) 2017年2月26日
Chatham 14 Theatersの『Get Out』が上映される劇場の座席数はわからないが、200~300席だとして、Chanceは1回の上映につき日本円で20万程度を出費したことになる。
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こうした常にサプライズを、ファンにとって最も嬉しい形で実現してくれるからこそ、その音楽性も含めChanceは愛されているのだろうか。