FNMNL (フェノメナル)

yahyelインタビュー アイロニックな環境の中で

yahyel

2015年に池貝峻、篠田ミル、杉本亘の3人が中心となって結成されたyahyelが、11/23にデビューアルバム『Flesh and Blood』をリリースした。yahyelの楽曲は必要最低限まで削り取られたトラックに、ディストピア的な世界観をエモーショナルに歌い上げるボーカルで構成されている。そしてVJもつとめる山田健人が作り上げるミュージックビデオに、ドラマーに大井一彌を迎えたライブパフォーマンスも含め、そのコンセプチュアルなyahyelの存在は2016年大きな話題となった。そんな2016年の最後に彼らのインタビューをお届けする。

取材・構成 : 和田哲郎 取材協力 : Beatink

- Spincoasterのインタビューをちょうど読んでいて、興味深い話が出ていたんですが、日本で音楽をやることに対して苛立ちじゃないですけど、閉塞感みたいなものを感じてるのかなと思ったんですが、それについていかがですか?

杉本 - 日本の音楽シーンについての苛立ちっていうことですか?それはないよね。

池貝 - それは気にしてないですね。逆になんでそう思ったんですか?

- 例えば日本で海外志向とか世界標準って言葉が、おかしいとは思うんですがレビューに書かれていたりするじゃないですか。それ自体がアイロニックな状況を示しているなと思ったんですよね。

池貝 - 僕らは、僕らが聴きたい音楽、やりたい音楽をやってるだけなので、世界標準とかガラパゴスとかそういうのが定義されていて、その中で僕らが世界標準と言われてしまうこと自体を考えてみるのが面白いんじゃないかと思いますね。アイロニーじゃないですけど、なんでそう定義してるのかとか、そこを掘っていくと実はすごい卑屈な考えがあって、どうしても海外の音には到達できないだとか、おれらの音楽ってこうだよねとか。

 

篠田 - 音楽に限らず「ガラパゴスvs世界標準」という紋切り型の図式自体がガラパゴス言説の一変形だと思いますし、ガラパゴスな現状への不満を言ってもただのガラパゴス言説の再生産になるので、この図式自体を問うことが大事だと思います。

池貝 - むしろガラパゴスがいいなら、ガラパゴスが良いってことを、もっと主張すべきだし、そこになんとなく劣等感を感じてること自体が、すごくもったいないし、変だと思う。

篠田 - 例えば日本のギターロックって独特の発展をしていて、あれはあれですごいオリジナルだと思うし、それを卑下する必要はないというか。

池貝 - なんかブランディングすればいいじゃん。IKEAみたいな。

篠田 - 売りかたはいくらでもあるもんね。

池貝 - イギリスの家具を輸入して、全部自分たち風にして、これスウェーデンのスタイルですってスタイルで再ブランディングすればいいわけだから。それをやっていないのは、なぜかってことも含めて僕らの考えることじゃないなって。

- インタビューでコンテクストを重視しているっていう話も出ていて、ディテールの部分だったり、ジャンルだったり総合的なコンテクストを3人で話し合って詰めていくんでしょうか?

池貝 - そうですね。色んな要素からですけど、音って一番わかりやすいと思うんですけど、それだけではなくて。例えばPitchforkのレビューとかで、このアルバムはこういう表現をしているとか、これはミルが言ったほうがいいと思うんだけどさ。コンセプチュアルな音楽が海外にはあって、もっと具体的に自分のアイデンティティーはこうで、社会の中でこういう立ち位置にいて、もちろん普遍的なテーマもありますけど、今この時代にしかないテーマがあって、それを表現している人たちがいて、僕らもその流れに寄り添いたいと思ってる部分はありますし、それは今回のアルバムでもすごく意識してやってるところだと思います。

篠田 - 音楽に限らずどの表現活動でも、過去の文脈を踏まえて、自分がどこに位置しているのか、理解した上で、引用して新しいものを出すのは普通にやられてることなので、それをあらためて意識的にやろうよって。

池貝 - 僕らのアイデンティティーって掘り下げていけば、日本に生まれて、この世代で、この時代に生きててiPhoneがあって、上の人たちがものすごい強いっていう社会構造があって、くだらない労働環境の中でガラパゴスと言ってる国で生きててみたいな。その中で個人の感じ方も違うと思うし、そこも重視してますけど、自分たちと同じ環境にいる人が、「確かに自分たちがいる環境だな」って意識すれば見えてくるように作ってるので。

- ある意味社会性というか、個人であることに加えて、外に向けることも重視してるってことですかね?

池貝 - 社会性っていうと、言葉として主義・主張があって、もっと賃金上げろよとかそういうことになりがちですけど、そういうことじゃなくて僕らが今生きている環境を踏まえてる。

篠田 - 社会性って用語を言っちゃうと語弊があるかもしれないですけど、ものすごく政治的なことを歌ってることだけが、政治的だったり社会的だったりするわけじゃないですし、個人の生の生々しいレベルを歌ってるだけでも、それは文化的、社会的、政治的な意味を持ちうると思います。

池貝 - 特に僕らの世代って、さっきも年齢の話が出ましたけど、すごい上の人たちが強くて。いま60代くらいの人たちは日本を作ってきましたって自負があって、30~40代は上の世代に付随することで頑張ってきたっていうコンテクストがあって、で僕らの世代ってそこから距離を置いてて、海外に行く人とか増えていってて、全然違う環境を自分たちで作れるようになっていってて、世代間の軋轢もあるし、処世術を持ってて、上の世代に添おうとしている人たちもいるし、逆に自分たちだけのユートピアを作ろうっていう人たちもいるし、徹底的に抗おうって人もいるし。僕らが日本ってアイデンティティーを背負いながらやるのは、日本って上の世代がすごい強い国で、そこのストレスを拾い上げるのも面白いのかなって、僕個人としては思ってます。

- 全体主義って言葉も出てましたね。

池貝 - でも全体主義って言葉は使い古されてますし、正直言わなくてもわかるというか、開き直りで生活している感じもあると思うんですよね。「日本ってそう言われているよね、良くないよね」ってことの上で、「でも結局そうじゃん」って開き直って。でもそういうおかしさを、ちゃんとおかしいって言えるのって、逆にそういう直接は生活に関係ない音楽とかの表現領域の人たちが、やらないと、そもそもおかしいっていうこと自体が消え去っちゃう気がしていて。そこは意識的にこれからもやっていきたいですし。

杉本 - ただここで僕らが言っていることは実際売れるっていうか、成功しないと実証できないなともおもっています。

池貝 - 本当にそう、表現として成り立つっていうのは、ビジネスとして成功しないと口も聞いてもらえないっていうか。それはでも日本だからとか関係なく。声の大きさって色々やり方が、あると思うんですけど、それができる人間が構造を変えられる。規模感はちゃんとやらないとね。

- 社会に対する個人の闘いという部分がありつつ、匿名性という部分もありますよね、身体性のなさというか。そこはどういう風にバランスをとっているんですか?

池貝 - バランスというか繋がっていて、声の大きさがいろいろあると言いましたけど、匿名性を押し出すのが一番声が大きくなる方法だと、僕らは信じているって話で、音楽っていう表現でビジネスとして成立するっていうのも大事ですけど、同時に匿名性を打ち出さなければいけないっていう皮肉な部分をベースにしてるんですよ。日本人で20代前半でっていう人達が、なぜ自分たちのアイデンティティーを隠さなければ声が大きくならないんじゃないかって言っているのかという皮肉性がコンセプトなんですよ。そこが変だということを言うとかじゃなくて、そのままやってみようよってところで。拡声器みたいなもんですよ。

篠田 - 覆面をかぶるとかそういう神秘的な「匿名性のギミック」でバズを狙っているわけではないんです。

池貝 - 謎めていることがいいとかじゃなくて、バンド名が宇宙人だし、神秘性とかについては言われるんですけど、そういうことじゃないんですよ。

杉本 - 「yahyel顔だしたほうがいいよ、顔だしたほうが日本だと売れるからって」言われたこともあるんですが、ちげえじゃんって(笑)。

池貝 - 批判じゃないですけど、そういうのがベースじゃないですか日本だと。それ自体にも一石を投じたいというか。神秘性云々とかじゃなくて、そのほうがかっこいいとかじゃなくて、そう思ってる人達を茶化してるから。

篠田 - 顔が見えることがそんな大事ですかって。この間Twitterでエゴサーチしてたらyahyelってボーカル顔出ししてますか?ってツイートがあって。

池貝 - 笑っちゃったよね、すごいなその質問って。

- そういうアイロニックな部分を戦略として打ち出してるわけですけど、ほかに日本の音楽をめぐる環境で馬鹿馬鹿しいなと思う部分はありますか?

池貝 - うーん、別に馬鹿馬鹿しいとは思っていないです。音楽なんて好きなものを聴けばいいと思いますし。これを選べばいいとかでもないですし。おれはあまりにも同じものが多いなって思いますけど。ポップミュージックはずっとポップミュージックとしてありますけど。

杉本 - あ、あれだ。未だにフィジカルリリースだけでミリオンヒットが出るのが日本だけ。どうしてもフィジカルが重視されてしまうミュージックビジネスシーンだから。デジタルが主流になってる国だと、この間もiTunesの人が言ってたけど、リリースから2日前にマスタリングが完成して、そこからもうボタンを押したらすぐ配信されるって環境があるから、アーティストの制作スピードと、世界の音楽のトレンドの流れがオンタイムでリンクできる音楽ビジネスの構造がある中で、日本はまだそこはどうしてもフィジカル主流だから、ちょっとディレイが生じるのが。それもアイロニーにつながってくるのかな。

池貝 - フィジカルを買うっていうのがね。アーティストとしてはフィジカルを買ってくれるっていうのはすごくうれしいことなんですけど。でもおかしいとは思ったことはないけどな、ズレてるってことなんですよね。おれが言いたかったのはギターロックが多い。

杉本 - yahyelってバンドなんですかって質問とかがあって、じゃあバンドでいいですけど、ほんとはグループとかユニットとかでまとめちゃったほうがいい。

篠田 -

杉本 - 村か(笑)僕らはバンドって意識はなくて、集団って言葉が。

池貝 - バンドって言葉がすごい意味を持ってるよね。

篠田 - そうそう、誰がいて、誰々が~でみたいな。彼はこういう個性を持っていて。

池貝 - ストーリーがあって。別にいいんですよ、ギターロックのバンドが多いのは。いいバンドもたくさんいるし。でもバンドといったらギターロックっていうのは、すごい思いますし、例えばいま日本でSigur Rósみたいなバンドがいて、あれだって一応ギター弾いててドラムがいますけど。Sigur Rósみたいなバンドが下北沢が出てきたとして、それをみんな素直に受け取るのかなって。

- 僕もメディアの人間なんですが、日本のメディアは、なんて呼べばいいんだろうっていうところに対して強迫観念を持ってると思うんですよね。なんとかして名付けてやろうって。それはやめた方がいいと思っていて。なにか呼び方を決めると、その枠の中で落ち着いちゃうので。

池貝 - でもぶっちゃけ、名付けないと受け取る側の人たちが時間がなさすぎるんじゃないかって。

篠田 - 名付けてさっさと理解したいって。

池貝 - ちゃんと受け取りきれないっていうか、こうだから好きなんだよねってコンテクストを自分で与えてみたいな作業ができないくらい忙しいんじゃないかなって。悲しいことではありますよね。ヨーロッパに住んでたころは生活に音楽があったので。比べることじゃないですけど、普通に考えて肌感で良いよねってなる方がとは思うんですよね。仕事で疲れてタワレコに行って、流行りのジャンルの棚を探して、その中で選ぶみたいなことをやらずとも、自分の足でいろんな視聴機を回って、こういう音楽があるんだってやってみたいなとか、家に帰って映画をみたあとに、ネットでYoutubeを延々とディグるとか。そういう音楽の触れ方でいいと思うんですよ。

クラブに行っていつものように踊っていたらある日突然いい音楽が流れて、Shazamで調べたとか。自分たちで探していけるのが一番だと思いますし、そういうのって時間がないとできないことなので。例えば僕らのビデオで、黒川紀章設計のビルを出してるっていう、意図的にやってることがあって、それを建築を勉強してる人が、見てリンクするとか、彼らが喜ぶことだし。もっと表現が尊敬されるものになればなって思ってますね。もったいないですよね、単純に。メニュー化しないでほしいですね、できれば。

 

- あんまり実際の音楽の話をしてないので、聞きたいんですが音を作る過程に興味があって、池貝さんが作るデモと最終的に出来上がるトラックはいつも全然違うものになっていますか?

池貝 - 全然違いますね。変わらないのもあるけど。

杉本 - デモの時点で、この音良いから、最高だよみたいなのは使って、最初にガイ(池貝)の内面から湧き出たものをなるべく残したくて、使いたいじゃないですか。でもおれのトラックメイクの感覚的に、これは違う、ここは残そうみたいなのはあって、その作業から始まりますね。

池貝 - "Midnight Run"とかはむしろギターのフレーズだからね。アコギの弾き語りですからね。

杉本 - 今日良い感じのメロできたからって、4コードでアコギで弾き語りしてたら、ええやんそれちょっとやってみようよっていうのから始まって、そしたらアコギの曲だったのがバキバキの曲になった。

池貝 - しかも2コードに直して。

篠田 - ドゥドゥドゥっていうのもギターから使ったよね。ペンタトニックで。

杉本 - それが一番面白いというか。

篠田 - 話し合いながら。

池貝 - その関係も変わってくるかもしれないし。そっちで作ったものを、こっちで再生産っていう曲も何曲かあるし、その手法にはこだわりはない。それぞれの表現が入ってることが重要ですね。

 - どんどん曲の形が変わっていくのもあるということですかね。ライブで変わったり。

池貝 - 変えたいんですけどね、実際変わっているのもあります。

杉本 - BPMとか変わってるしね。つなげ方とかね。

篠田 - イントロ、アウトロとかね。

池貝 - トラックに自信があるから、時間をかけてやっているというのもあるので、極力そのバランスを超えるのは難しかったりして。

- トラックが音数少ないなと思って、トラックメイクのときに音を加える作業より、削る作業の方が多いのかなと思うんですが。

篠田 - 多いよね。ガイが結構プラス人間で、最近そうでもないけど。

池貝 - 僕はカオスなものが好きなので、どれだけドロドロさせられるかみたいなものを結構やるんですけど。

杉本 - おれは完璧に削る派なんですよ。世の中の音楽にいらない音が多すぎると思っているので。だけど最初にあるデモがてんこもりになっていると、逆に嬉しいんですよ。ネタはたくさんあって、良いものだけ残ればいいと思うから。

池貝 - そこはいいバランスだよね。削っていくのにもちゃんと意味があるというか。

篠田 - 例えばなんでいちいちこの音が必要なのかということを、理由付けしながらやっていて。この曲のイメージを表現するために、なんでこのパートでこの音が必要なのかっていうのを話し合ってるんですよ。

池貝 - パートごとに何をやりたいかというのを、音楽的にも表現的にも結構話すので、その中でいらないものがなくなっていく。

杉本 - 音楽的な観点から話をすると、単純に池貝の声がめっちゃいいんですよ。みんなもそう思ってると思いますけど、普通に編集してても、編集し甲斐のある、加工してても楽しい声なんですよ。声ネタとしても扱いやすいし、切ったり貼ったりとか、ピッチ変えたりが楽しいし。編集して重ねれば重ねるほど、面白いものになってくるから、そこを聴かせたいから。いろんな音があって気が散っちゃうともったいないから。

池貝 - でもほんとにそれはこのプロジェクトを始めてから変わったことで。実はボーカルに自信がなくて。いやほんとだよ、ほんと。単純にボーカルがすごいでてくる音楽が嫌いなんですよ。僕が好きなボーカリストの人は、「おれがボーカリストや」って佇まいじゃなくて。好きなボーカリストはPortisheadのベス・ギボンズとか、Daughterもそうですし、消え去りそうな佇まいの中で、すごい印象が強いボーカリストが好きで。環境の中にいるっていう佇まいが好きなんです。そういうものがやりたくて、なるべく出ないようにしてたところを、結構引き出されちゃった。最初作ってた音源とかは声にゴリゴリのエフェクトとかかけてたから、「なんで、なんで?」って言われた記憶がある。

 

篠田 - そうだね、ラジオエフェクトとかめっちゃかかってた。

池貝 - ラジオエフェクトすごい好きだった。Tom Waitsが拡声器を使ったライブをよくやっていて、その質感がすごい好きだったっていうのもあるんですけど。そういうボーカルの溶け込み方。Tom Waitsもすごい上手いと思うんだよね。ちょっとゴモゴモするというか。

杉本 - おれもあんまりボーカル前に出したがらないなっていうのは感じてて。前に出しても平気な加工の仕方っていうのがあるんですよ。最近の主流になってると思うんですけど、ボーカルトラックの1オクターブ下のものを重ねると、前に出ているのにすごい生々しさっていうのが削れて気持ち良く聞けるんだよね。1オクターブ上も重ねるとか。ボーカルの揺れをストレッチでの伸ばしてちょっと機械っぽくするとか。

池貝 - 最初の頃のD'angeloとかそうだよね。

杉本 - 初めて池貝のデモで声を聴いたときに、そういう加工の仕方が絶対合うなと思って。それがこういうトラックにしたいってイメージで湧いた始まりだったかな。絶対合うと思って。

池貝 - これ以上の人いないでしょ?

杉本 - そっすね(笑)

篠田 - 自信があるのかないのか(笑)

池貝 - それくらい言える関係性だから。

 - 池貝さんはyahyelが初めてのプロジェクトなんですよね。

池貝 - 人とちゃんと音楽をやるのが初めてで。最初すごいエフェクトとかをかけていたのは、ギターロックがやりたくなくて。音とかもあるじゃないですか、こうあるべきみたいなのが。yahyel始める前はブルースとかが好きで、やりたかったんだけど、ブルースやろうぜみたいに言える友達周りにいなかったもんな。

篠田 - あんまいなさそうだね。

 - 作業が多そうなんで、1曲を作るのに時間がかかるかなと思うんですがいかがでしょうか?

杉本 - 曲によりますけど、他の人たちよりは早いと思います。

池貝 - ある意味ドライな部分もありますし。もっと作るべきであるっていう。スピードをもっと早めたいっていう戦略もありますし。環境的にすぐ作れるジャンルですし、ラッキーですよね。作業効率を上げるためにソフトを揃えたりとかね。

- アルバムをリリース後もどんどん曲はできてる感じなのでしょうか?

池貝 - そうですね。

- 日本を土壌にしつつもその土壌からいい意味で、そこから突き放されるアルバムだったと思いました。それもまたアイロニックな戦略なのかなと思いますが、そこが面白かったですね。

全員 - ありがとうございます。

<Release Info>

label: Beat Records

artist: yahyel

title: Flesh and Blood

cat no.: BRC-530
release date: 2016/11/23 WED ON SALE

定価:¥2,300(+税)

TRACKLISTING

1. Kill Me

2. Once (album ver.)

3. Age

4. Joseph (album ver.)

5. Midnight Run (album ver.)

6. The Flare

7. Black Satin

8. Fool (album ver.)

9. Alone

10. Why

Album Detail :

Official Site :

Event Info

2016.12.31 new year's eve

LIQUIDROOM

open/start 21:00

adv.(now on sale!!!)* 4,000yen / door 5,000yen

-1F-

feat.dj

TAKKYU ISHINO

Ichiro Yamaguchi(sakanction)

FUMIYA TANAKA(Sundance, Perlon)

Licaxxx

feat.live

D.A.N.

yahyel

VJ Curation by UKAWA NAOHIRO & BRDG

DEVICEGIRLS

vokoi x Keijiro Takahashi

Kezzardrix x chaosgroove

-2F LIQUID LOFT & KATA-

AOKI takamasa

aspara

COSMOPORYHONIC ALL STARS plus Boogie Mann, Dj Pigeon, Notuv, Stupid Kozo

Shohei Amimori

Seiho

*PIA[P code 317-795]

LAWSON[L code 71567]

e+

 

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