ヒップホップからエレクトロまで幅広いジャンルの音楽シーンを築き上げたリズムマシンTR-808。そのマシンの歴史、アーティストによる解説、どう音楽に影響を与えたかということを映すドキュメンタリー映画『808』が12月9日、Apple Musicにて先行公開される。
監督はアレキサンダー・ダン、プロデュースはアレックス・ノイアーが担当した。彼らは今作で、どのように80年代の音楽シーンにドラムマシンTR-808が入り込み、革命をもたらしたのか、ということを描いている。
そして、Afrika BambaataaやQuestlove、Pharrell Williams、Diploといった、豪華アーティストが出演することでも注目を浴びているこの作品のサウンドトラックの詳細が発表された。
サウンドトラック『808 : The Music』は映画の配信に先駆けて、11月25日にBig Beat Recordsから発売される。アルバムは、Afrika Bambaataaの代表的なトラック「Planet Rock」のように以前からヒットしているものから、Lil Wayne and Charlie Puthの「Nothing But Trouble」のような新曲まで、ミックスになって収録されている。
映画同様サウンドトラックも、ヒップホップは勿論、あらゆるジャンルの音楽を愛する者たちには必聴である。
以下トラックリスト:
- Afrika Bambaataa & The Soulsonic Force, "Planet Rock"
- Beastie Boys, "Paul Revere"
- Public Enemy, "Yo! Bum Rush the Show"
- Man Parrish, "Hip Hop Be Bop (Don’t Stop)"
- Planet Patrol, "Play At Your Own Risk"
- Shannon, "Let The Music Play"
- Strafe, "Set It Off"
- T La Rock / Jazzy J, "It’s Yours"
- 808 State, "Flow Coma"
- Felix da Housecat, "Kickdrum"
- Lil Jon & The East Side Boyz, "What U Gon’ Do" (feat. Lil Scrappy)
- Flux Pavilion, "Vibrate"
- Jamie xx, "Gosh"
- Lil Wayne & Charlie Puth, "Nothing But Trouble"
映画は12月9日、Apple Musicにて先行公開、12月16日にiTunes Moviesにてダウンロード、レンタルが可能となる。
雑誌「エルガール」のオフィシャルキュレーターを務めながら、フリーライター兼モデルとして活動中。映画を中心に、ファッション、カルチャー全般の執筆を行っている。
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