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伝説的バンドQUEENの伝記映画『Bohemian Rhapsody』Freddie Mercury役に大抜擢されたのは俳優ラミ・マレック

フレディ・マーキュリー

1973年にデビューし、91年にフロントマンであるフFreddie Mercuryが死去してからもバンドとしては活動を行っている、伝説的UKバンドQueen。その伝記的映画の製作がついに動き出した。

文: ANAIS(アナイス)

 


数年前からのこのプロジェクトにはFreddie Mercury役/主演役者が降板するなどの難題があり、停止していたがついに主演俳優が決定された。抜擢されたのは、海外ドラマシリーズ『Mr.Robot』の主演を務めるラミ・マレックだ。

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今年はTHE BEATLESやOasisといったUKバンドのドキュメンタリーや、それを題材とした映画が多く上映されていて、まさにUKロックムービーブームといったところだろう。そこにまた、UKロックの歴史に欠かすことのできないバンド、Queenの伝記的映画『Bohemian Rhapsody(原題)』に関するニュースが加わった。

Queenに関する映画は、The Beatlesに比べると少ないが、2006年に公開されたFreddie Mercuryにフォーカスを当てたドキュメンタリー映画『フレディ・マーキュリー 人生と歌を愛した男』がある。

また、タイトルとなっているQueenの代表的楽曲『Bohemian Rhapsody』は、今年大ヒットを記録したヴィランヒーロー映画『スーサイド・スクワッド』のオフィシャルサウンドトラックとして、バンドPanic! At The Discoがカバーしたことが記憶に新しい。それに伴い、再びオリジナルも再ブレイクしていることも確かだ。

この伝記映画は、プロデューサーであるグレアム・キングによって数年前から進められてきたものの、主演でもありバンドのフロントマン、Freddie Mercuryを演じる予定だった俳優が降板したなどの問題があった事で、日の目を見ることがないのではと囁かれていた。降板した俳優は、『レ・ミゼラブル』で知られているサシャ・バロン・コーエンであり、有力候補にあがったのは『パフューム ある人殺しの物語』で主演を務めたベン・ウィショーであった。

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今回主演に大抜擢されたのは、今夏のエミー賞主演男優賞を受賞したラミ・マレック。彼のキャリアは2004年海外ドラマシリーズ『ギルモア・ガールズ』からスタートし、その後多くのドラマに出演をする。そして、スクリーンデビューとなった作品が、あの大ヒット映画『ナイト・ミュージアム』なのだ。彼は小さい人形模型であるアクメンラー役として出演し、知名度をあげる。その後『幸せの教室』や、今年のアカデミー主演女優賞を受賞したブリー・ラーソンが主演を務めた『ショートターム』、『ニード・フォー・スピード』等に出演した。

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そんな彼が大ブレイクしたきっかけは、初の主演ドラマとなったテレビシリーズ『Mr.Robot』だ。ラミ・マレックは、昼間はセキュリティエンジニア、夜は犯罪者等をハッキングする凄腕ハッカーとして活躍する主人公を演じている。どこか親近感が湧くような役を見事に演じた演技力が評価され、ドラマは大ヒット、彼自身はエミー賞主演男優賞を今作で初受賞した。

現在ノリに乗っている俳優ラミ・マレックは、91年にエイズの合併症によってこの世を去ってしまった伝説的ヴォーカル、Freddie Mercuryをどのような形で私たちに見せてくれるのだろうか。来年初頭から撮影が開始されると言われており、ファンとしては期待が一層膨らむばかりである。

雑誌「エルガール」のオフィシャルキュレーターを務めながら、フリーライター兼モデルとして活動中。映画を中心に、ファッション、カルチャー全般の執筆を行っている。
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