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A$AP Rockyが故A$AP Yamsやクルーのアイデンティティー、そしてTyler, the Creatorについて語る

ASAP Rocky

A$AP Mobの新作『Cozy Tapes Vol. 1』は予告通りハロウィーンにリリースされた。A$AP MobのメンバーたちとLil YachtyやLil Uzi Vert、Tyler, the Creatorなどが参加したA$AP Mobとしては4年ぶりの新作について、A$AP RockyがGeniusのインタビューに答えている。

 

Rockyはインタビューの中で、まずA$AP Mobの創設者であり昨年亡くなったA$AP Yamsの功績について振り返っている。

A$AP Mobのクルーとしての見せ方や、強烈なパーソナリティーが集まったメンバーを献身的に支えてきた故Yamsが遺した古いノートを参照し、新作は作られていったという。

「Yamsのビジョンの通りにA$AP Mobはやってるよ。でもおれは折衷的だし、おれ個人にとってのビジョンはYamsのビジョンとは違うよ。A$AP Mobとして動くときも、おれたちはちゃんと個人のパーソナリティーを見せていく。おれはA$APには誰かのパクリみたいな集団にはなってほしくないんだ。なぜならおれが最初に世に出たときはYamsの見せ方通りにやっていたから。自分たちらしく動き続けるだけだぜ」

また最近のラップシーンについても言及したRockyは「Tyler, The Creator、ScHoolboy Q, French Montana, Danny Brownはみんなおれの友達だよ。でも最近のラッパーのほとんどには興味ないから、一緒にもやりたくないぜ」と明かす。新作に収録されている"Crazy Brazy"でラップしている"anti-everything since Yams died"(Yamsが死んでから全てにアンチ)というリリック通り、Rockyはいまのヒップホップシーンにほぼ関心がないようだ。

また数少ない友人の1人であるTylerには、しばしば電話をかける仲らしく、今回の楽曲"Telephone Calls"も一緒に遊んでいるときにできた曲だということだ。「あの曲が生まれた経緯は面白いんだ。Lil YachtyとLil Uzi Vert、Yung Gleeshで家にいたときに、多分7時くらいだったかな、Tylerが家に来て「なにやってんだ、お前ら。なんでみんな酔っ払ってんだよ、パーティーかなんかしてたのか?」とTylerは言ってたよ。おれは曲をかけて、友達と曲を作ってたんだと言ったら、Tylerは「この赤い髪のやつはなんなんだ、まるでAndre 3000みたいじゃねえか」って言うからLil Yachtyだよって言ったら「Lilなんだって?!」って言われたよ」とRockyは振り返る。

そしてRockyは"Telephone Calls"をプレイし、Tylerにこの曲に参加するように頼んだという。Rockyは「Tylerは曲をやってくれて、この曲の重要なポイントを担ってくれたよ。でもさらにヤバい曲をおれたちは一緒に作ってるから待っててくれ。Tylerはマジでおれの兄弟だよ、一生仲良くしてたいね」とTylerに対する熱い信頼を語った。

GeniusでのA$AP Rockyのインタビューはこちらから。

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