Chance The RapperがBillboardの取材で、アメリカ大統領選挙についての自分の考えについて話した。
彼はヒラリークリントンを支持するとし、選挙について以下のように話した。
「今のところはヒラリークリントンだね。これは自分のことのようになっちゃうんだけど、彼女はシカゴ出身なんだ。だから、シカゴが抱える今の問題にしっかり取り組んでくれると思う。それに彼女は誠実さを持っていると思う。これはメディアが隠しちゃってるんだけど。その理由が彼女が女性だからなのか、トランプが今はメディアを牛耳ってるからなのかは分からない。でもとにかくメディアのの扱いはフェアじゃないよね。俺は彼女の政策について深く話すことはできないけど、ドナルド・トランプとの間には感じられないような共感をヒラリー・クリントンとの間には感じているんだ。」
また、次回の第59回グラミー賞でBest New Artistの受賞に期待がかかる三組のうちの一人として選出されたChance The Rapperであるが、グラミー賞における黒人アーティストが抱える試練についてもインタビューで語った。
「人種差別はミュージシャンになろうが、金持ちになろうが、良いポジションを与えられようが、なくなるものじゃないんだ。Kendrick (Lamar)の2014年の一件(7部門でノミネートされていたのにも関わらずいずれも受賞はなく、ヒップホップの主要な賞はMacklemore & Ryan Lewisが受賞することとなった)がどんなに才能があっても、差別はついてくるんだということを人々に思い知らせてくれたよな。」
Billboardでのインタビュー記事(英語)はこちらから。
(辻本秀太郎)