どうやらAppleが新たにマーケティングの手を伸ばしているようだ。ラッパーのJay Zが開設した会員制音楽配信サイトTidalを、Appleが買収する方向で話を進めていることが報告された。
文 : Ibuki Kasai
詳しいことはまだ明らかにされていないが、Tidal買収のAppleの狙いは、Tidalが持つKanye WestやMadonna、Beyonceなどの大物アーティストとのコネクションであると予想されている。しかし、その当のアーティスト本人たちはまだAppleとの話し合いの場は設けられていないようだ。
TidalはもともとスウェーデンのAspiroという会社に所有されていたが、2015年3月からJay Zに買収され独立している。2500万曲以上の音源と8万5000曲以上のミュージックビデオが視聴可能。現在8ヶ国語で利用ができるが、日本語はその中に含まれていない。
AppleがTidalを手に入れることによって、BeyonceなどのTidalが契約している大物アーティストの音楽配信をできることが保証されることになる。しかしこの話が実現されるかどうかはまだ不明である。