ドイツの映画監督Kai Stänickeは米フロリダのクラブPulseでの銃乱射事件を受けて、LGBT映画祭に出展したショートフィルム『Golden』をYoutubeで公開した。
このショートフィルムは3分のもので音楽と映像のみで構成される。この世界でいかにしてゲイが安心できる場所を見つけていくかということが作品のテーマだ。Kai自身はこのフィルムを「人とは違うこと、そして成長の物語」と紹介している。ヨーロッパのさまざまな映画祭で公開され複数の観客賞やベストショートフィルム賞を受賞している。
ショートフィルムを公開するにあたり、Kaiは以下のようにFacebookにポストしている。
オーランドで発生した悲しい出来事を受けて、友人が私の『Golden』をシェアしたいから、アップロードしてほしいと、たずねてきました。このような打ちのめされるような状況の中で、そうすることでほんの小さな愛を広げることができるのならば、この映画は映画が持つ目的を果たしたと思います。
あなたがどこにいようとも、あなたが今どれだけつらい時にあろうとも、あなたは一人ではありません。あなたにもどこか居場所があるはずです。そして一緒にその場所が安心な場所であるようにしていきましょう。