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【ライブレポート】Watson 『ONE-MAN LIVE “Soul Quake”』| ラップ力を見せつけた濃密な90分

Watsonが1stフルアルバム『Soul Quake』の発売を記念して、3月27日に東京・Spotify O-EASTでキャリア初のワンマンライブ『ONE-MAN LIVE “Soul Quake”』を開催した。チケットはソールドアウト。日本全国から集まったWatsonヘッズでフロアははち切れそうなほどパンパンとなり、オープニングDJから合唱が巻き起こる盛況ぶりだった。

場内の照明が落ちるとフロアから無数のスマホライトが灯された。後方に設置された大型LEDに人気YouTubeチャンネル「03- Performance」でおなじみの吊りマイクの映像が映し出されるとスモークでいっぱいになったステージにWatsonが登場。フロアで波のようにうねる観客を前に“Intro”をラップする。「できるんだったらしろだ/ジャイアント城田」などのパンチラインは当然観客も一緒に合唱していた。Watsonが「O-EAST全員行くぞ」とシャウトすると“Rando”、“Hokori”はほぼ全ラインを観客も一緒に歌っていた。

「O-EAST調子はどうだ? 俺からみんなにプレゼントあるんで」とTシャツをフロアに投げ入れた。「徳島から来ました。Watsonです。工事現場で泥だらけの汚い手からダイヤモンドになりました。逆戻りしたくないんでこのまま曲にいきます」と自分のリリックを引用しながら挨拶し、その熱狂のまま“Working Class Anthem”に突入。この曲には本日初の客演のeydenが登場。大歓声の中で「俺マイク友達重い足場変えれたセラミック安い差し歯」を一緒にラップした。Leon Fanourakisが客演した“Gourmet”、大合唱となった“Feel Alive”に続いて、“生きる。”のイントロが流れるとさらに大きな歓声があがる。2ヴァース目でIOが現れ、O-EASTは爆発しそうなほどの盛り上がりを見せた。WatsonとIOは凄まじい熱気の中で“Honto”も歌う。

eyden
IO

“24/7”には地元徳島からLucyとNeroが駆けつけ、次の“Succes”はNeroとともに自身のルーツとなる環境を赤裸々にラップした。Watsonは代表曲“reoccuring dream”を歌ったあと、「次やる曲、みんなたぶんめっちゃ気になってると思うんだけど。Dirty Kansaiのおかげで、僕が憧れてる人と曲を作れたんで」と話して、千葉雄喜“チーム友達”を披露した。Watsonバージョンでは「T-O-K-U-S-H-I-M-A徳島/ラップをしたら俺得した」と“らしい”ライミングで自分と徳島をレペゼンした。“どうかな?”ではなんとANARCHYも参戦。客演でもがっつり存在感を誇示して、去り際には被っていたキャップをフロアに向かって投げた。どこまでもかっこいい。

Nero
Lucy
ANARCHY

配信停止となった“MJ Freestyle”、SoundCloudで発表された“MJF2”の後は、“Dokidoki”から超アッパーな“小リッチ”へ。1ヴァース目をWatson、2ヴァース目はC.O.S.A.がぶちかます。3ヴァース目にはスカジャンを着たJin Doggが出てきて、完全に仕上がってるO-EASTをもっと焚き付けた。さらに「この歌知ってるやつはどんだけいんだよ」とJin Doggのドリルバンガー“HAHAHA”を投下する。そのテンションのまま合唱となった“UP&DOWN”は¥ellow Bucksがクールにぶち上げる。クライマックスはDADAとの“Satsutaba”と“Fake Love”。パンパンのO-EASTが揺れるような狂乱のパフォーマンスを見せた。

C.O.S.A.
Jin Dogg
DADA

Watsonは客演のラッパーが歌い終えてステージを後にする際、毎回「大きな拍手を」とリスペクトを表明していた。その瞬間に見せる表情は柔らかく、どこか愛嬌を感じさせた。Watsonといえばハードなドリルやトラップに乗せた勢いあるラップと、下ネタ満載の率直なリリックの印象が強いが、それでも彼が多くの人を魅了するのは、この憎めないキャラクターなのかもしれない。22曲目に歌った“ペンとノート”は、まさにそんな彼の人間味が表れているように感じる。続く“18K”は彼の代表曲中の代表曲。Watsonはここまでかぶせなしのワンマイク、最小限の演出で観客をぶち上げていた。おそるべきラップ体力。Watsonは最後のMCで「もっと大きいとこでいっぱいやってくんで」と話して、「どこにいたって俺らいつも普段どおりにできるようになってきたプランどおり」と歌う“Plan A”で本編を終えた。

Watsonがステージを去った直後から観客各々がアンコールを叫び出した。バラバラのコールがひとつになった時、Watsonが「ありがとう」と戻ってきて、最後の1曲“RANDO(Double Clapperz Remix)”を歌った。あっという間の1時間半だったが、現在のWatsonの持つエネルギーがそのまま表現された、実に濃密なワンマンライブだった。

Info

Watson "SOUL QUAKE" RELEASE TOUR 2024

3.31 SUN
NAGOYA
CLUB SANGO

4.4 THU
KYOTO
KITSUNE

4.7 SUN
OKINAWA
epica

4.12 FRI
SAPPORO
UTAGE

4.13 SAT
ASAHIKAWA
Metro

4.20 SAT
KAGOSHIMA
Bijou

4.21 SUN
SAGA
GEILS

4.25 THU
OSAKA
OWL

4.28 SUN
YOKOHAMA
COAST garage +

5.1 WED
HIROSHIMA
L2

5.2 THU
KAGAWA
nude supperclub

5.5 SUN
OSAKA
GHOST

5.6 MON
КОВЕ
ANCHOR nightclub

5.10 FRI
HAMAMATSU
ZEN

5.12 SUN
FUKUOKA
UNITED LAB

5.25 SAT
KISARAZU
PHANTOM

5.26 SUN
KUMAMOTO
SPACE

6.1 SAT
SAITAMA
EASYGOINGS

6.2 SUN
GUMMA
Ebony

6.9 SUN
KITAKYUSHU
CLUB CUBE

6.15 SAT
GIFU
CLUB BLOCK (日程変更)

6.16 SUN
OSAKA
GALA RESORT

6.22 SAT
FUKUSHIMA #9

6.23 SUN
SENDAI
ART NIGHTCLUB

6.29 SAT
YAMAGUCHI
CLUB MYRIA

6.30 SUN
OKINAWA
TOPTREE

7.5 FRI
SAPPORO
Riviera

7.6 SAT
AKITA
CLUB Swindle

7.10 WED
OSAKA
The Super Pink

7.14 SUN
NAGANO
Mole Hall

7.15 MON
MITO
Mellow

7.20 SAT
NIIGATA
NEXS

7.21 SUN
FUKUOKA
GALA RESORT NAKASU

7.27 SAT
TOKUSHIMA
HIGH LOUNGE

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