3月7日に東京・TRUNK(HOTEL)でKDDIのメタバース/Web3サービス「αU」のレセプションパーティーが開催された。
メタバースというと身近なところではaespaが活動コンセプトに掲げていた。またBTSやNew Jeans、LE SSERAFIMでおなじみ韓国の巨大レーベル・HYBEもメタバースへの参入を発表している。ただ実際何ができるところなのか、何をする場所なのかはイマイチわからないという人も少なくないだろう。aespaは現実世界のメンバーと仮想世界のアバターが両輪で活動するグループだが、メタバースとはまさしく現実世界の私たちがウェブ空間にアバターを作って自由になんでもできる空間を提供するサービスのことだ。
30代後半から40代前半の方は2000年代中盤から後半にかけて話題になった「セカンドライフ」を思い出すかもしれない。もしくは「マインクラフト」や「フォートナイト」を想起する若い読者もいるだろう。メタバースではそれらすべてを混ぜたことができる。一番近いサービスは「セカンドライフ」だが、あの頃と現在で決定的に違うのはネットインフラ。誰もがスマホで簡単に大容量のデータにアクセスできる。
この日のレセプションではハウスをベースにしたUna+MatchaのDJをバックに数多く集まった音楽やファッション、ネット関連企業の関係者たちが新しいサービスについてコミュニケーションを取り合っていた。
さらにクリエイティブコレクティブ・balaのスペシャルライブもお披露目された。アーティストのMANON、SUNNY ONLY 1、アートディレクターのDAN、3DアートクリエイターのKANOからなる彼女たちは、3月8日に発表した1stシングル「barla」などをパフォーマンス。この楽曲は大沢伸一がプロデュースし、作詞を水曜日のカンパネラのケンモチヒデフミが担当。リアルとバーチャルを横断して活動していくようだ。
レセプション後半にはLicaxxxが登場。ダークなテックハウスからディープハウス、UKガラージなどハードなトラックを次々とプレイ。エッジィで情熱的だがクールなサウンドを響かせた。ラストには同時間帯に最後の単独公演「LAST LIVE」を行なっていた盟友・KANDYTOWNの楽曲も。ストリートの現場からの熱量を伝えるようなプレイだった。
なお現在「αU」の世界観をより身近に感じてもらうためのイベント「αU spring week 2023」がウェブとリアルで開催中。3月10日にVTuberの獅子神レオナ、3月11日にbala、3月12日に水曜日のカンパネラが「αUmetaverse」でパフォーマンスを行う。また3月31日までレイザーラモンRGのトークライブ、雪下マユやとうあの個展も開催されている。さらに東京・Hz - SHIBUYAでは3月12日まで「αU apartment」と題したウェブとリアルを行き来する合同展示会も実施されている。こちらではこの夏公開予定の360度・自由視点で超高精細音楽ライブ体験サービス「αUlive(アルファユーライブ)」でBE:FIRST、Bala、花譜のライブパフォーマンスなどを楽しむことができる。
Info
bala Presents balallel-party - Garden Party @ Hz Shibuya
3.12 Sun
開場:15:00
開始:15:00-19:00
「αU apartment」
日時:3月12日(日)まで
会場:Hz - SHIBUYA
公式サイト:https://alpha-u.io
公式SNS:
https://www.instagram.com/alpha_u_official/