東京・代田橋のflotsam booksで写真家の鈴木親による写真展『体(たい)と用(ゆう)』が、4/24(日)まで開催中だ。
鈴木親は独自の立ち位置でエディトリアルやファッションフォトの最前線で表現し続けている日本を代表するフォトグラファー。
今回の展示では、ファッション写真やギャラリーなどで のコンセプトのある展示とはまた違う、エディトリアルとスナップの間、パーソナルな写真とファッションフォトの間に位置するような軽やかで遊び心のある作品が並ぶ。
「データが印画紙の代わりに写真と呼ばれるようになったのはいつからだろうか。iPhone登場以前のカメラ機能の付いた携帯電話の登場で写真がデータとして頭の上を飛ぶようになったのが 始まりだろうか。それ以前は必ず撮影したものは紙と一体になって写真と呼ばれてた。プリントの見本として焼かれたサービスプリントを整理している時にそんなことを考えながら、flotsamの展示を決めた。 世界堂やIKEAの安い額装だが、紙の写真として額が付くことで廉価版として扱われたサービスプリントが 本来の写真らしくなった。映画の登場からずっと終わったと言われてきた写真だが、立場を変えしぶとく生き残ってこれたのは紙という物質化したことで多少の永遠性を手に入れたからかもしれない。」鈴木親
Info
会期: 2022/4/15(金)- 4月24日(日) 14:00-20:00 水曜日定休
会場: flotsam books
住所: 東京都杉並区和泉1-10-7 〈新型コロナウイルス感染拡大及び拡散防止対策〉
ご来場の際は、マスクの着用及びご来場時の手指の消毒にご協力をお願いいたします。 会場内混雑の場合は、入店をお待ちいただく場合がございます