1971年に長編デビュー後、数々の映画祭で受賞し、ロードムービーというジャンルを定着させ、今なお世界で愛され続ける名作を世に生みだした映画監督ヴィム・ヴェンダース。彼のフィルモグラフィーから10作品を厳選し、最新のレストア素材を使用して上映する国内初の大規模特集上映『ヴィム・ヴェンダース レトロスペクティブ ROAD MOVIES/夢の涯てまでも』(配給:東北新社)が2021年11月5日(金)からBunkamura ル・シネマほか全国で順次開催されることが決定した。
『都会のアリス』、『まわり道 』、『さすらい』、『アメリカの友人』、『パリ、テキサス』、『東京画』、『ベルリン・天使の詩 』、『都市とモードのビデオノート』、『夢の涯てまでも ディレクターズカット』、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』の全10作品が公開。
『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』以外の9作品は、ヴェンダースが自ら監修した最高精細・最高解像度での最新レストア版。また注目は、ヴェンダース監督が新たに手を加え完成させた本邦初上映となる 287分のSF大作『夢の涯てまでも ディレクター ズカット 4Kレストア版』(上映の際は途中休憩あり)。その他にも初期ロードムービー3部作、小津監督が描いた“東京”と近代化した当時の東京を描き出す『東京画 4K レストア版』、ファッションデザイナーの山本耀司を追った『都市とモードのビデオノート 4K レストア版』、今でも多くの映画ファンに愛される『パリ、テキサス 2K レストア版』、『ベルリン・天使の詩 4K レストア版』にふたたび劇場で出会うことができる。
あわせて、本特集開催に向けてヴェンダース監督から日本の観客へのメッセージ動画が公開となった。
Info
ヴィム・ヴェンダース レトロスペクティブ ROAD MOVIES/夢の涯てまでも
11月5日(金)~12月16日(木) Bunkamura ル・シネマにて開催 全国順次開催
ヴィム・ヴェンダース監督 Photo credit:Peter Lindbergh
■作品情報(10 作品)
『都会のアリス 2K レストア版』(1974/西ドイツ/モノクロ/スタンダード/112 分) © Wim Wenders Stiftung 2014
『まわり道 4K レストア版』(1975/西ドイツ/カラー/ヨーロピアン・ビスタ/103 分) © Wim Wenders Stiftung 2015
『さすらい 4K レストア版』(1976/西ドイツ/モノクロ/ヨーロピアン・ビスタ/175 分) © Wim Wenders Stiftung 2014
『アメリカの友人 4K レストア版』(1977/西ドイツ・フランス/カラー/ヨーロピアン・ビスタ/126 分) © Wim Wenders Stiftung 2014
『パリ、テキサス 2K レストア版』(1984/西ドイツ・フランス/カラー/ヨーロピアン・ビスタ/148 分) © Wim Wenders Stiftung 2014
『東京画 2K レストア版』(1985/西ドイツ・アメリカ/カラー/スタンダード/92 分) © Wim Wenders Stiftung 2014
『ベルリン・天使の詩 4K レストア版』(1987/西ドイツ・フランス/パートカラー/ヨーロピアン・ビスタ/128 分)© Wim Wenders Stiftung – Argos Films
『都市とモードのビデオノート 4K レストア版』(1989/西ドイツ・フランス/カラー/スタンダード/81 分) © Wim Wenders Stiftung 2014
『夢の涯てまでも ディレクターズカット 4K レストア版』(1994/ドイツ・フランス・オーストラリア/カラー/ヨーロピアン・ビスタ/287 分)
© Wim Wenders Stiftung 2015
『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』(1999/ドイツ・アメリカ/カラー/ビスタ/105 分) ©Wim Wenders Stiftung 2014