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Ice Cubeがドナルド・トランプの大統領選挙キャンペーンに参加

Ice Cube

11月3日に迫るアメリカ大統領選に向け、共和党と民主党の両陣営による選挙運動が熱を帯びるここ数ヶ月。そんな中、トランプ陣営の選挙運動にIce Cubeが参加することが報じられ驚きが広がっている。

XXLが報じるところによると、トランプ陣営のカトリーナ・ピアソン上級顧問がIce Cubeの政権への関与を発表したほか、彼がトランプ陣営と「Contract With Black America(ブラックアメリカとの契約)」なるプランについての話し合いを行ったと明かした。

またIce Cubeは今週Instagramに一本の動画を投稿し、トランプ陣営への参加に関する自身の考えを語っている。

動画の中で彼は民主党と共和党のどちらも支持出来ないとして、「俺は現実的な問題について話そうと、彼らにコンタクトを取ってきた。はっきり言って民主党は、良い人たちだと思う。友好的だ。でも、彼らが政策を正しく推進しているとは思えない。彼らは“マイノリティ”や有色人種の話をしているが、それは必ずしも俺たちを含めたものではない。黒人は必ずしもそこに含まれる訳ではないんだ。特に奴隷の子孫は」と、民主党に対する彼なりの印象と失望を語った。

一方で共和党については「俺たちは共和党とも会った。彼らは俺たちに話をさせてくれた。俺たちが言ったことで、彼らは方針を大きく変えたんだ。彼らは5000億ドルをテーブルの上に置いた。どちらか一方が勝つことが本当に重要なのかは分からない。実際に問題を解決してくれる人は誰もいないんだ。同じことが、また4年も繰り返される。黒人は何でも受け入れさせられてきたんだよ」と語り、トランプ陣営がIce Cubeに対して5000億ドルの予算を提示し、協力的な姿勢を見せたことを明かしている。

記事によるとIce Cubeは黒人によるビジネスに約5000億ドルを投入すること、医療制度の改善、黒人ビジネスのための資本へのアクセスを提供すること、教育の機会を提供すること、といった公約をトランプの選挙キャンペーンのために策定したという。

Ice Cubeがトランプや共和党に接近したことに対しては批判が殺到しており、以前彼がトランプを批判していたツイートのスクリーンショットを投稿し言動の矛盾を指摘する者や、彼の理解の甘さを糾弾する意見など、様々な声が寄せられている。

以前も反ユダヤ主義や陰謀論的な投稿を行い批判を浴びていたIce Cube。QAnonを筆頭に陰謀論的な観点からトランプを支持する者は多いが、今回彼がトランプに接近したのもそのような考えに基づいての行動なのだろうか。いずれにせよ、今後のIce Cubeやトランプ陣営の動きには注視が必要なはずだ。

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