2017年リリースの『Ctrl』以来、3年に渡ってニューアルバムを待望されていながらも未だリリースに至っていないSZA。以前より何度か新作の存在を仄めかしてはいたものの具体的な詳細などは発表されていなかったが、今回、SXAがリリースが遅れている理由に所属レーベルとの軋轢があると発言したことが波紋を呼んでいる。
Geniusによると、SZAはTwitterにてファンからの質問に答える中、アルバムがリリースされない理由について「みんなPunchに聞いて」と発言(現在は削除)。所属レーベルTDEのボスであるPunchとの間に、新作を巡って何らかのトラブルを抱えていることを仄かした。また、別のファンがInstagramにてPunchが「(SZAの新作は)もうすぐ」と発言しているスクリーンショットをSZAに送ったところ、彼女は「これは彼が私に対して言ったことと同じ。私のクソみたいな人生にようこそ」と返答した。
https://twitter.com/sza/status/1296294726388375553
さらに、「TDEとの関係は悪化している?敵対しているの?」と質問したファンに対しては「敵対し続けている」と答えており、ただならぬ事情があることを想像させる。
https://twitter.com/sza/status/1296294853681258496
これらのSZAの発言を受けてファンはPunchからの説明を求めたが、彼は「全てが間違っていること以外は素晴らしい読み物だね」「彼らの話を聞かないで欲しい。情熱は、人をとても間違った方向に導くこともあるんだ」と、自身が理由でリリースが遅れていることを否定。
続けて「俺だって人間だし、君たちは俺の気持ちを傷つけている」と、SZAのファンが自身を責めることに抗議している。
2018年には『A』というタイトルの作品が完成したとアナウンスされていたものの、結局リリースされることはなかったSZAのニューアルバム。少なくとも彼女とレーベルの関係が良好な状態にあるとは言えないようだが、これが大きなトラブルに発展せず、彼女が今後も制作に取り組める環境が守られることを願うばかりだ。