言わずと知れた伝説のヒップホップグループRun-DMCのDJであり、2002年に何者かによる銃撃を受け命を落としたJam Master Jay。彼の死は長らく真相が不明の未解決事件となっていたが、今回、彼を銃撃した二人が18年越しに逮捕、告発されたことが報じられている。
Complexによると今週月曜日、ニューヨーク市警がJam Master Jay銃撃をめぐりRonald WashingtonとKarl Jordanという二人の男性を訴追する予定であることを発表。Washingtonはすでに刑務所に入っていたが、Jordanは先日の日曜日に逮捕されたばかりであるという。
ニューヨーク東部地区の検事局が開いた会見によれば、Jam Master Jayは2002年に多国間の麻薬取引からWashingtonとJordanの二人を外したことから恨みを買い、殺害されたという。彼は殺害される数ヶ月前に10キロにも及ぶコカインを受け取っていたことも明らかになっており、ドラッグを巡るトラブルが原因で命を落としてしまったようだ。
Washingtonは2007年にもJam Master Jay殺害に関与していたことが告発されており、さらに2 PacのクルーのメンバーであったRandy "Stretch" Walkerが1995年に銃殺された事件への関与も疑われているという。
約18年ぶりに新たな逮捕者が現れたJam Master Jay殺害事件。ヒップホップ史上でも大きな謎の一つとされていた出来事だが、解決へと大きく動き出しているようだ。今後の報道にも注目である。