ジョージ・フロイドさんが警察によって殺害された事件をきっかけに全米で人種差別に対する抗議運動が起こっているここ数日。そんな中今週発生したムーブメント#BlackOutTuesdayの際に選挙での投票を呼びかけたRihannaが、「投票では意味が無い」との声に対して持論を語っている。
Rihannaは今週火曜日、ブランドやデジタルプラットフォームなど様々な業界がSNSに黒い画像をポストしサービスを停止するというムーブメント#BlackOutTuesdayの際に選挙での投票を呼びかける投稿を行った。彼女は「ただ投票して。他にすることなんて無い。ソファーからケツを上げて投票に行け。他の言い訳は聞きたくない。自分の投票や声に意味が無いって信じるのはやめて。抗議の一番イケてる方法は、自分が変えたいことのために投票することだよ」と綴り、抗議活動やデモをするのではなく投票に行くことを優先すべきだとする主張を行っている。
VOTE. Ya ain’t got shit else to do man! Get yo ass off the couch and go vote!!! I don’t wanna hear another excuse!! Stop believing that your vote and voice don’t matter! This the illest way to protest...vote for the change you want!!! pic.twitter.com/aqSq1D6r87
— Rihanna (@rihanna) June 2, 2020
Complexの記事によると、そんな彼女のInstagramでの投稿に対し、とあるファンが「投票じゃ何も変わらないんだよ」とのコメントを行った。Rihannaはそのユーザーのコメントに直接返答しており、「それはもう聞き飽きた。“何も変えない”ことが何か知ってる?“何もしない”ことなんだよ」と、投票が無意味であるとする意見に反論し、改めて選挙という方法で変革を目指すべきだと強調した。
確かに現在発生している様々な抗議活動に対して「選挙で変えよう」と呼びかける行為自体が100%の正当性を担保している物だと言い切ることは出来ないが、Rihannaの主張も一つの正論であることは間違いない。彼女の声を受け、これまで人種差別や警察による暴力という問題に無関心だった人々が考えることを始めることが理想なのだろう。