DJアプリケーション『rekordbox』のメジャーアップデート、 rekordbox for Mac/Windows (ver.6.0)と rekordbox for iOS (ver.3.0) の配信が4/14に開始された。
今回のバージョンアップに伴い、従来のライセンス方式を廃止しサブスクリプション方式への全面的な移行がなされる。これにより、DJのスタイルに応じてプランを選択し、rekordboxの機能を手軽に利用することが可能となり、少額の月額課金で必要な時だけ利用できることに加え、プラン内に含まれているDVSなどのさまざまな機能群を自由に試すことが出来る。今回はフリープランでもPC/Mac単体でPERFORMANCEモードの使用が可能になり、さらに、過去に無料体験を利用したことがあるユーザーを含めたすべてのユーザーが30日間の無料体験を試すことができる。
近年、音楽のリスニング環境はスマートフォンなどのモバイルデバイスが中心になってきており、DJプレイの準備もモバイルデバイスで行いたいというニーズが高まりつつある。また、DJが扱う音楽ファイルの保管は、デバイスのHDD/SSDなどのローカルストレージだけでなくクラウドストレージが活用し始められるなど、音楽の利用形態は大きく変化しつつある。そんな中、rekordboxではDJプレイ用のライブラリをクラウドストレージに置くことで、複数のPC/Macやスマートフォンからいつでも自身の最新のライブラリにアクセスすることが可能となった。これにより、今までデバイスごとに分断されていたライブラリをクラウド上で一元管理することができる。
また、今回デジタルプロモーションサービスであるInflyteとの協業が、rekordbox for Mac/Windowsにおいて実現した。Inflyte から提供される未発表楽曲をrekordbox for Mac/Windowsから直接ダウンロード/インポートして即座に使用できるため、楽曲の 入手から使用までのワークフローが大幅に改善される。
さらに、DJ向け音楽配信サービスBeatportとレコードプールDJcityが提供する新しいDJ向けストリーミングサービスBeatsource Linkへの対応も今後のアップデートで予定されている。
今回のアップデートにより、rekordboxは楽曲管理だけでなくDJの音楽活動を包括的にサポートするプラットフォームへと進化を遂げ、DJのライフスタイルをシームレスでより創造的なものへと変化させるものとなるだろう。
Info
rekordboxダウンロードページ
rekordboxFAQページ
https://rekordbox.com/ja/support/faq/
rekordbox for Mac/Windows のシステム要件
対応 OS
Mac
macOS Catalina 10.15 (最新アップデート) macOS Mojave 10.14(最新アップデート) macOS High Sierra 10.13(最新アップデート)
Windows
Windows® 10、8.1 (64-bit, 最新サービスパック)
CPU
Intel® processor CoreTM i9, i7, i5, i3
メモリー
4GB 以上の RAM
対応 OS
iOS
iOS 13, 12, 11
対応デバイス
iPhone 11, iPhone 11 Pro, iPhone 11 Pro Max, iPhone XR, iPhone XS, iPhone XS Max, iPhone X, iPhone 8, iPhone 8 Plus, iPhone 7, iPhone 7 Plus, iPhone SE, iPhone 6s, iPhone 6s Plus, iPhone 6, iPhone 6 Plus, iPhone 5s, iPod touch(第6世代), iPod touch(第7世代)