アルバム『WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?』で一躍新世代のポップスターとしての地位を確立したBillie Eilish。そんな彼女が、往年のロックバンドを「知らない」と発言したことで話題を呼んでいる。
Complexによると、Billie Eilishは先週土曜日に人気トーク番組『Jimmy Kimmel Live!』に出演。そこで彼女は、「昔のアーティストを知っているか」という会話の中で「Van Halenは知ってる?」と尋ねられ「それは誰?」と答えた。スタジオ内は笑いに包まれ、司会のJimmy Kimmelも「泣きそうだよ」とジョークを飛ばしている。
Van Halenは1970年代後半から80年代にかけて爆発的な人気を誇ったハードロックバンド。若い世代が知らないのも不思議ではないが、ネット上ではBillieがVan Halenの存在を知らなかったことに驚くような声も見られ、一時はVan Halenの名前がTwitterのトレンドで1位に。
Billie Eilish's Remark About Van Halen Causes Them To Be The #1 Trend on Twitter: https://t.co/ixm50cZsp5#BillieEilish #VanHalen #WolfgangVanHalen pic.twitter.com/xAZK8eZujm
— Van Halen News Desk (@VanHalenNews) December 2, 2019
そんな中、Van HalenのリーダーであるEddie Van Halenの息子であり、現在は同バンドのサポートメンバーを務めるWolfgang Van Halenがこの出来事に反応。自身のTwitterにて「もしBillie Eilishという名前を聞いたことが無ければ、チェックしてくれ。彼女はクールだよ。Van Halenを聞いたことが無ければ、彼らもチェックしてみてくれ。彼らもクールだよ。音楽は俺たちを一つにしてくれる物で、分断するものじゃない。好きな物を聴いて、自分が好きな音楽を知らない人をバカにしないことだ」と、ジョークを交えつつBillieがVan Halenを知らないことに批判的な意見を述べる人々を諌める大人な対応を見せた。
わずか17歳という年齢のBillie Eilishが音楽性も異なる80年代に活躍したバンドを知らないことは無理もなく、もちろん上の世代がそのことをネタにしたり責めるようなことをするべきではない。しかし、Van Halen側もBillie Eilishによって自分たちが大きな話題を呼ぶとは予想していなかっただろう。