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SoundCloudが利用規約の変更を予告|新たに15曲以上のアップロードには課金が必要に

soundcloud

気軽に音源をアップロード出来る便利さから多くのアーティストに親しまれるSoundCloud。これまで資金不足や閉鎖の噂、またアップデートに伴う改悪などで物議を醸してきた同サービスが、一般ユーザーにとって重要な変更に踏み切るようだ。

SoundCloudが発表した声明によると、2019年12月9日以降適用される新たな利用規約において、無料プランであるBasicのユーザーは音源のアップロードに「総再生時間が3時間、もしくは曲数15曲まで」という上限を設けられる。総再生時間が3時間というのはこれまでもあった制限だが、15曲という曲数の制限が新たに加わりプロデューサーなどはこの制限に悩まされることになるのは想像がつくだろう。この制限を外すためには定額課金が必要なPro Unlimitedコースにアップグレードする必要があり、これまで無料でSoundCloudを利用してきたユーザーにとっては痛手となってしまう。

また、12月9日の規約変更以前に15曲以上、もしくは3時間以上の音源をアップロードしていた一般ユーザーは以前の音源が削除・非公開となることは無いものの、音源のアップロードが一時的に無効となってしまう。新たな音源をアップロードするためには古い楽曲を削除するなどの手段で曲数や再生時間の上限を下回るよう調整する必要があるため、これまで通りの使い方でSoundCloudを利用するためには必然的にPro Unlimitedコースへのアップグレードを避けられない形となる。

先述のパターンとは反対に12月9日以降にPro UnlimitedコースからBasicコースにダウングレードしたユーザーが無料ユーザーに課せられた上限を超える数の楽曲をアップロードしていた場合、データが削除されることは無いものの古いトラックがリスナーから非表示になってしまうとのこと。非表示のトラックは、他のユーザーが再生またはダウンロードすることはできず、プレイリストにも非表示となる。トラックが存在するページには引き続きアクセス出来るが、プレーヤーは無効になり、コメントや統計などの追加コンテンツもすべて非表示となってしまう。

ちなみに、Pro Unlimitedコースへのアップグレードは12月16日まで30%オフの値段となるので、引き続きSoundCloudの利用を続けたい方はこの機会にアップグレードしておくのがオススメだ。

以前から資金不足が叫ばれていたSoundCloud。サービス自体を続行するため強硬手段に踏み切ったのだろうが、このアップデートで肝心のユーザーが多数離れてしまうことも考えられる。果たしてSoundCloudの未来やいかに?

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