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元LA警察の捜査官が「2pac殺害事件の容疑者の叔父を逮捕すべき」と語る

1996年に銃撃によって命を落とし、世界に衝撃を与えた2pac。彼の死には生存説や陰謀論など様々な噂がつきまとうが、ロサンゼルス警察に在籍し2pac殺害事件を追っていた人物が新たな証言を行い話題となっている。

かつて2pac殺害事件において主任刑事を務めたGreg Kading氏がKCAL9.comの取材に対し、2pac殺害事件に関与したとされたDuane“Keffe D”Davisを逮捕するべきだと語っている。XXLによると、Keffe Dは10年前に2pacの殺害に関与したことを警察に対して自白したものの、自白に関する法律の規定によって殺害に関する法的措置を取られないままでいる。

Kading氏はKeffe Dについて「明らかに彼には逮捕するための推定原因が存在する」として、Keffe Dと彼の甥Orland Andersonが生前の2pacと死の直前に揉め事を起こしていたことを指摘。Keffe Dはその後について「Andersonが2pacを銃撃し、自身はAndersonに銃を渡した」と証言しており、Andersonは1998年に銃撃によって命を落としている。しかしKeffe Dは未だ健在であり、Kading氏によれば「Keffe Dは(2pac殺害への関与について)自慢し、そのことで金を儲けた上に法的機関を侮辱していた」という。

先述の通りKeffe Dの自白は法律の規定によって裁判で証拠として使用することが不可能だが、彼はその後自身の著書やインタビューなどで2pac殺害事件当時のことを語っており、Kading氏はこれらの発言を裁判の証拠として用いることが出来ると語っている。例えばKeffe Dは「2pacの命を奪った銃弾は自分が運転していた車の後部座席から放たれたもので、そこにはAndersonと別の友人が座っていた」と主張している。そのため彼が直接的な犯人であると考えることは難しいが、何らかの関与を証明することは可能であることが分かる。

果たしてKeffe Dの逮捕に正当性があるのかは不明だが、2pacの死から20年以上の時を経た現在でも事件に解き明かすべき謎があることは確かなようだ。

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