9月にヨーロッパツアー「Doors」を敢行した写真家の山谷佑介が、帰国報告展覧会『I came back home』を12/7(金)より、杉並の和泉で開催する。作品のコンセプトに合った空間での展示を目的とした自主企画・ギャラリー山谷での展示は1年半ぶり。
2019年9月、必要な機材をバンに詰め込み、ヨーロッパ6カ国を巡るパフォーマンスツアーを敢行した山谷。走行距離4,980km、全8回のパフォーマンスで撮影された写真は3,563枚にのぼった。今回の帰国報告展覧会では、現在の山谷のホームタウンである杉並区和泉での開催になり、その全ての写真がプリンターから出力され、会場内に積み上げられている。また、来場者はそのプリントを自由に自宅へと持ち帰ることが可能だ。
今回の旅を振り返り山谷は「俺はずっと剥ぎ取ろうとしてきた。でも、取ろうとしないで、こちら側を剥ぎ取った。そしたらそこには優しい世界がありました。」と述べている。SNSなどを通して日々多くの写真や情報を目にし、常に何者かからの視線の中を生きる相互監視的な社会の中で、自らの身を持って、アナログな方法で写真という行為に飛び込んだ写真家の軌跡を、是非ご覧になってみてはいかがだろうか。
Info
『I came back home』
会期 :2019年12月7日(土)-12月15日(日)
時間 :月・火・水・木・金・日, 13:00-18:00
土, 13:00-20:00
会場 :ギャラリー山谷
住所 :東京都杉並区和泉1-10-7 (京王線代田橋駅・沖縄タウン奥)