イギリス最大級のフェス、Glastonbury FestivalのオーガナイザーであるEmily EavisがKanye Westをブッキングした事によって殺害予告を受けた事をMixmagのインタビュー内で明かした。
先月、新作『Jesus Is King』をリリースしたKanyeは2015年にGlastoのヘッドライナーとして登場したが、Glastoにラッパーは出演するべきではないとする批判の声が相次いだ。そして、このブッキングに対してEmilyは殺害予告を受けるに至ったようだ。
Glastoの50周年を祝う書籍の中で、父親のMichaelと共にフェスを運営しているEmilyは「あの年に私たちが受けた批判は凄まじいものでした。そして、そのうちの大部分が極めてパーソナルなものでした。人々は私が(Kanyeを)ブッキングしたと知っていたので、批判は明らかに私をターゲットにしたものでした。私はこれまでと違う事をしている、と常に創始者の子供として批判されるのです。SNS上では非常に不快な思いをするので、私はそれらに対して強くならなければいけませんでした。」と語っている。
また、「みんなを喜ばせることはできません。嫌いな人ほど声を荒げる傾向があります。しかし、最終的にはKanyeにとってはうまくいきました。」と批判を受けながらも、最終的にフェスを成功へと導いた事を明かした。
さらにEavisは、2014年にPrinceがヘッドライナーになる予定だった事を語った。「2013年末のある晩、私は夫のニックと一緒に農家から丘を登っていました。私は(Princeからの)待望のメールを受け取った時の場所を正確に覚えています。そしてメールにはPrinceが出演を承諾した事が記されていました。」と、当初はPrinceの出演交渉は成功していたという。
「しかし数日後、私たちはPrinceから気が変わったという旨のメッセージを受け取りました。理由の一つとして、新聞社がPrinceの出演を一面に掲載した事でした。これは初めてではなく、毎年のようにLed ZeppelinやPink Floydなどで同じように噂話を流すのです。Princeの弁護士は私たちがフェスのプロモートのために噂を新聞社に提供したのだと考えたのでしょう。」と、Prince出演が叶わなかった事を語った。