最近は新曲“MEGATRON”のリリースやMegan Thee Stallionの“Hot Girl Summer”にフィーチャーされるなど昨年の『Queen』のリリースから、再び精力的に活動している印象のあったNicki Minaj。そんな彼女が突如Twitterで引退宣言をした。
Nickiは日本時間の今日未明、自身のTwitterにてこのようにツイート。
I’ve decided to retire & have my family. I know you guys are happy now. To my fans, keep reppin me, do it til da death of me, ❌ in the box- cuz ain’t nobody checkin me. ✅ Love you for LIFE ?♥️?
— Mrs. Petty (@NICKIMINAJ) September 5, 2019
彼女は「私は引退して、家族を持つことに決めた。私はあなた達が今幸せだってことを知ってる。ファンの皆は、私が棺桶に入るまで応援し続けて欲しい。なぜならもう誰も私に注目しないだろうから。愛しているわ」と綴り、引退を宣言した。
引退の理由としては、彼女自身もツイートに書いているように家族を持ちたいという願望が大きいのだろう。現在彼女は婚約者がおり、結婚して子供を持ちたいのかもしれない。
いずれにせよ、彼女のヒップホップシーンにおける功績が大きいのは間違いないだろう。フィメールラッパーとして一時代を築いたNickiだが、2017年のXXLのインタビューにてこう語っていた。
「私のヒップホップシーンにおける役割はとてもユニークな存在でいることだった。なぜなら私のファーストアルバムがリリースされた時、本当に長い間フィメールラッパーのアルバムはプラチナディスクを獲得していなかったから。私がシーンに加わる前は、有名なフィメールラッパーがいなかった。だから、私の役目はポップカルチャーにフィメール達を再び招き入れることだった」と彼女は語っており、自身の役割を再びシーンに女性ラッパーの居場所を作ることと考えていたようだ。
実際に、Nickiがアメリカで人気を博して以降、彼女の存在感が圧倒的すぎたせいで少し時間はかかったがCardi Bや先述したMegan Thee Stallionなどフィメールの存在感は以前にも増して強まってきている。彼女は自身の役割を果たしたといえるだろう。
本当に彼女が引退するのか真相は本人しか分からないが、ラッパーの引退宣言で本当に引退する可能性は限りなく低いので、今後復活してもなんら不思議はないのが正直なところだ。