FNMNL (フェノメナル)

ヘザー・ベンジャミンの日本初となる個展『Burden of Blossom』がgallery communeにて開催中

ロマンスとカタルシスをもって真正面からタブーに立ち向かい、力強くも繊細な作風で支持を集めるアメリカのアーティスト、ヘザー・ベンジャミンの日本初となる個展『Burden of Blossom』が、gallery communeにて開催中だ。

1989年生まれのヘザー・ベンジャミンは、ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン 版画学科を卒業。DIY/パンク精神、カルチャー、フェミニスト的思想に基づいて作品を制作する彼女は、絵画制作の他にアニメーションやセラミック作品の制作、展示キュレーションも手がけている。また最近ではニューヨークでMuddguts(NY)やThese Days(LA)で個展を開催してきた。

今回開催れている『Burden of Blossom』では、ベンジャミンによる新しいペインティングが発表。近作にも登場する孤独なカウガールが主人公の“Conjure a Smoldering Rose I ‒ XXI(くすぶるバラ1~21を呼び起こす)”と題された21の作品シリーズが本展の核となる。

カウガールは自らが成長していく中で愛に苦しみ、極端な実存意識の間でもがきながら、絶え間ない恍惚状態でサイケデリックな情緒的風景の中に存在しています。
新作では世界に対峙する為のより良い考え方、より健康的で幸せな、より精力的で自由なライフスタイルを創造し、明らかにする試みがなされています。過去のトラウマから前進する為に、これまで経験した問題を認識して理解し、それに対して敬意を払う必要性を訴えています。なぜならそれらは人生、そして人格を形成する大切な要素だからです。

ベンジャミンの作品は常に深く日記的で自叙伝的であり、女性らしさにあらゆる段階があるように、アーティスト精神の多くの側面を体現している。

会場には展示作品はもちろん、新作マーチャンダイズの販売も予定している。

info

ヘザー・ベンジャミン展
バーデン オブ ブロッサム
2019 年6 月1 日(土) ‒ 6 月11 日(火)
会場: gallery commune
住所: 東京都渋谷区西原1-18-7

Exit mobile version