Dr. Dreが長年取り組んできたと言われており、様々な没バージョンも存在する中、まだ未リリースのアルバム『Detox』。昨年の時点でまだ制作を継続しているという一報が流れ、ファンもまだ諦めがついていない同作についてFlying Lotusが興味深い証言を語っている。
Billboardのインタビューに登場したFlying Lotusは、今週リリースされる自身のアルバム『Flamagra』などについて語りつつも、大きな影響を受けているDr. Dreについても「Dreのスタジオに行ったときに、彼は『Detox』をプレイしてくれたんだ。『気に入ったか？』と聞かれたから『もちろんだよ！』と答えた」と述べている。またDreが『Detox』を聴きながらスタジオでダンスしていたとも明かすFlying Lotusだが、きになるそのサウンドについては「『Compton』の続編のようだった」と述べている。
『Detox』はもちろん、2015年にリリースされた『Compton』よりも以前からスタートした作品だが、『Compton』リリース後に作られたバージョンの『Detox』が存在するのだろうか。そうだとするとすでに現存する『Detox』も、Flying Lotusが聴いたバージョンではなくアップデートされたものになっている可能性も大いにあるだろう。
「間違いなくDreの音だった」という『Detox』。Dreには没バージョンも含めて全ての楽曲を収録した完全版『Detox』を出して欲しいところだが、完璧主義な彼のことだからそのようなことは間違いなくしないだろう。リリースの日が待たれる。