世界最大のヒップホップフェスであるRolling Loudが先週末より開催された。ライブだけでなくイベントに伴う様々なトラブルでも毎回話題を呼ぶこのフェスだが、今回はKodak BlackとLil Wayneの2人がまさかの理由で出演をキャンセルしてしまったようだ。
先月にはアメリカとカナダの国境にて逮捕され、その後のライブをドタキャンしたことで批判されてしまったKodak Black。彼は今回のRolling Loudでも、会場入りの際に銃を所持していたことで警察に逮捕されてしまったそう。Rolling Loudの代表は「彼は会場に向かう際に逮捕されたのであってRolling Loud内で逮捕されたため、我々は彼の逮捕に一切責任を持たない」との声明を発表しているようだが、いずれにせよ同じ過ちを何ども繰り返すKodakには呆れる他ない。
さらに、同じくRolling Loud出演をドタキャンしたLil Wayneも警察沙汰によって会場に向かうことが出来なくなってしまったという。XXLによると、Lil Wayneは先週土曜日にTwitterにて「Rolling Loudで俺を観に来てくれるファンのみんな、申し訳ないけど俺は出演することが出来ない。Rolling Loudじゃないフェスの警察が俺に強制的に取り調べをしたんだ。二度と警察に俺の仕事を邪魔させない」とツイート。彼も警察に取り調べを受けた影響でライブを予定通り行うことが出来なくなってしまったという。
To all my fans who came to see me at Rolling Loud, I’m sorry but I won’t be performing. The Festival Police (Not Rolling Loud) made it mandatory that I had to be policed and checked to get on the stadium grounds. I do not and will not ever settle for being policed to do my job
— Lil Wayne WEEZY F (@LilTunechi) May 12, 2019
このような不測の事態や簡単にライブがキャンセルされてしまうファジーさはヒップホップ特有のものでありある意味醍醐味とも言えるが、実際にライブを楽しみにしてRolling Loudを訪れた観客にとっては腹立たしいことだろう。Lil Wayneはともかくとして、今後Kodak Blackがこれ以上の事件を起こさないかどうかが心配なところである。