レーベルGeneration Nowとの契約問題によって楽曲をリリース出来ない状況に陥りながらも、Jay-ZのレーベルRoc Nationとのマネージメント契約を結び待望の新曲“Sanguine Paradise”と“That’s a Rack”をリリースしたLil Uzi Vert。そんな彼のリリースが待たれる新作『Eternal Atake』について、新曲のビートを手がけたプロデューサーが驚くべきことを語っている。
先日発表された新曲2つを手がけたフィラデルフィアのコレクティブWorking On DyingのメンバーであるFinesseが、Geniusのインタビューに対し「『Eternal Atake』には11の別バージョンが存在している」ということを明かしている。彼は「Uziは俺が人生で見てきた中で最もクリエイティブな人間だし、タフだ。彼は完璧主義者だから、『Eternal Atake』も11バージョンあるんだよ。彼は毎日レコーディングしてた。でも全てに満足するまで出そうとしないし、ファンが望むよりペースも遅くなった。彼は最高の音楽を作ろうとしているから、時間がかかる」と語っており、Lil Uzi Vertが自分で満足のいく作品を完成させようとしているため複数のバージョンのアルバムが完成していることを明かした。
彼の問題所属レーベルGeneration NowのDJ Dramaは「『Eternal Atake』はいつでもリリースできる状態にある」と語っていたが、この発言は『Eternal Atake』の11バージョンの内のどれかを指していたのだろうか。しかしリリースされていないということは、Lil Uzi Vert本人がそのバージョンに満足出来ていないということなのだろう。
Finesseは『Eternal Atake』のリリースについて「近づいてきている」と語っているため、少なくとも今年の間には同作が我々のもとに届くことが期待できる。しかし、何よりもLil Uzi Vertにとって完璧と言えるような作品が出来上がるまで待つほか無い。