アルバム『WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?』でこれまで以上に大きな注目を集めることとなったBillie Eilish。そんな彼女が、かつて世界中で絶大な人気を誇ったUKのポップグループSpice Girlsを架空の存在だと勘違いしていたことが話題となっている。
NMEによると、Billie Eilishはラジオインタビューの最中にSpice Girlsを映画『Spice World』のキャラクターで、映画のために結成されたグループであると勘違いしていたことを明かしたという。彼女は「Spice Girlsの曲は全部映画のために書かれたものだと思ってた。メンバーも全員映画のためにキャスティングされたんだと思ってて、2年前まで本当のグループだって気づかなかった」と語っており、存在やその楽曲を知ってはいながらもフィクションのキャラクターだと勘違いしていたようだ。さらに「あの映画は40回ぐらい観てた。Spice Girlsの再結成を見たときも、“わ、また映画やるんだ”って思った」とも語っている。
『Spice World』は1997年にイギリスで公開されたコメディ映画で、Spice Girlsのメンバーを主人公に彼女たちの活躍を描くものとなっている。ちなみに映画としての評判は悪く、ゴールデンラズベリー賞で7部門にノミネートされた逸話も持つ。
Billie Eilishの独特なキャラクターが伝わるエピソードだが、彼女はその後Spice GirlsのメンバーであるMekanie Cと会い、2ショット写真を撮影している。
Melanie Cは彼女を「素晴らしい才能を持っていて、若い女の子が彼女を見て叫んで、歌詞を全部覚えて歌ってるのを見て鳥肌が立った」と絶賛しており、映画のキャラクターだと思われていた件については触れていない。
現在はSpice Girlsが実在するグループだと気付いたようだが、それでも好きだった映画の「キャラクター」本人と会うことが出来てBillie Eilishも嬉しかったに違いない。