FNMNL (フェノメナル)

今月の25曲 | 2019年3月編 Selected by stttr、高橋アフィ、CH.0、鳥居真道、Lil Mofo

昨年よりスタートした好評の連載企画「今月の25曲」。様々な形で音楽に携わるレビュアー陣が、その月に聴いた音楽から5曲を紹介するコーナー。

レビュアーとして登場するのは、以前の人気連載企画「月間韓国音楽」でもレビューを執筆していた新旧韓国音楽などを探求するDJのstttr、TAMTAMのドラマーでDJとしても活動し、好きな音楽は新譜という高橋アフィ、京都を拠点に活動するDJでKID FRESINOとのパーティ『Off-Cent』も話題のDJ CH.0。さらにトリプルファイヤーのギタリストで他アーティストへのライヴ、楽曲への参加も行う鳥居真道、東京を拠点に国内外で多くのギグをこなすセレクターのLil Mofoの5名。

新譜だけでなくその月に聴いた楽曲ならなんでもOKという、ゆるい縛りの中から5人がセレクトした楽曲がこちら。

stttrの5曲

1. DIA(다이아) - WOOWA(우와)

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DIAのプロダクションはいつも面白いです。2017年の森ガール的なコンセプトは韓国では特に珍しく画期的でした。曲はいつも王道をはずしていて遊び心が感じられます。今回のアルバムはタイトル『NEWTRO』のとおり「古くて新しい」がコンセプト。このコンセプト自体は目新しいものではありません。K-Popでは懐古的なディスコのヒット曲が多く、定番路線のひとつになっています。ということで若干の不安とともに再生してみたのですが、イントロの攻撃的なシンセから最高でした。同じ事務所の先輩にあたるT-ARAの初期を思い出させるようなエレクトロ曲ですが、最近の曲構成を取り入れていて、アッパーになりすぎないところも良いですね。しかしリバイバルとしては分かりにくいし、特別キャッチーなわけでもないこの曲に勝算はあったのかなかったのか…。「絶対売る」だったらこんな曲にはなりませんよね。本当に面白いと思います。

2. YonYon, 一十三十一 (Hitomitoi) - Overflow (変身)

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YunBとのコラボ、SuminやJinboの招聘など、韓国勢との交流を精力的に行うYonYonの新曲にMoon Yirangと一十三十一が参加しました。以前のGRAYE名義の頃はアンビエント寄りの実験的なトラックが多かったMoon Yirangですが、最近はHoodyとの”APHASIA”などハウスが多め。いい意味で抜けの良いトラックが二人のボーカルに合っています。個人的にMoon Yirangは天才肌のアーティストだと思っているので今後の幅広い活躍に期待しています。

3. Young Turks Club - 타인

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90年代後半のブラコンにいい曲が多いことに最近気づき、Youtubeで色々聴いています。特にこの曲が最高でした。Young Turks Clubの”他人”。R&Bと韓国のトロットが絶妙に混じり合っています。90sテイスト全開のビデオも最高…。このようなトロット感のことを現地ではポンチャック(≒トロット)+キ(気)で「ポンキ」というそうですよ。

4. 뮤턴트 - 우리집 귀신

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たまたま見つけてめちゃくちゃ良かった曲。魅力あふれるボーカルに聞き覚えがあると思ったのですが、90年代~現在まで活躍しているスーパープロデューサーチーム、015Bの曲にゲストボーカルとして度々フィーチャーされていたキム・テウさんでした。

5. 015B - 아주오래된 연인들

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キム・テウさんがボーカル参加している015Bの最高ハウス、最近よくDJでかけていたんですがMVがありました。015B(「コンイロビ」と読みます)は90年代において最も信頼できるプロデューサーチームだと思います。シティポップ~ニューエイジ系のキム・ヒョンチョルやオ・ソクジュンなどとは対象的に、ハウスやR&Bやレゲエなどをベースにしていて、曲のディテールが彼らの音楽的背景の芳醇さを物語っています。90年代前半のアルバムは自信を持ってオススメできますので是非聴いてみてください。

stttr

DJ。新旧韓国音楽。韓国や日本など東アジア各国のポップミュージックを比較研究しています。

高橋アフィの5曲

1. Arima Ederra / Free Again

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今月の変拍子。LAのSSW。プロデュースはJon Bap。現行ジャズの演奏の技がデフォな若者たちというか、DAW以降の演奏が基本な人たちというか、ざっくりSnarky PuppyやJacob CollierやMonoNeonもそうなんですが、4/4以外の拍子の曲多いんですよね。この曲も5拍子。

今まで変拍子というと「プログレ」or「民族調」な時に使用される印象だったのですが、これは真っ当な(?)インディR&B。奇をてらっていない、とまでは言いませんが、変拍子でよく見られる足し算or脱臼的なノリではなく、あくまでスタウトでグルーヴィーさが基本。変拍子をブラックミュージックの音楽性の拡張のために使っているように聴こえて面白かったです。

ゴスペル系などのセッション見ると、変拍子でソロ回ししている動画が定期的にあるんですが、それもトリッキーさを出すというより「4/4とは違った計算が出来る」くらいの感じなんですよね。そこから5拍子や7拍子を微分的に分割する/グルーヴィーに聴かせるノリが生まれたのかな、と勝手に思っています。

2. The Pedrito Martinez Group: NPR Music Tiny Desk Concert

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「ワールド・ミュージック」と括られている世界各国の音楽、ちょっと前までは自分ごととしてはなかなか聞けなかったのですが(現地ノリが濃いというか)、最近全部かっこ良くなった/自分が経験を重ねて聴けるようになった状態で、良いもの多くて楽しい日々です。

こちらはキューバの天才パーカッショニスト、ペドロ・マルティネスのTiny Deskでのライブ動画。ラテン感はありつつ、モダンなノリで楽しく聞けます。シンコペーションやらキメが入りまくるリズムも、現在の音楽を聴いているとギリついていけて、踊り出したくなる気持ち良さ!

12分半からの素手でのドラム風ソロ、「ドラムっぽくて面白いでしょ」レベルでは終わらず、当たり前のようにゴスペルやクリス・デイヴ以降、最新のドラムのノリが入っています。ネタとして取り入れるのではなく、正面から取り組んでクオリティでもバチバチに仕上げるこのセンス、最近の「ワールド・ミュージック」の聴きやすさの要因の一つだと思っています。

3. Star Light Zone - Sonic the Hedgehog by Live Band | EXTRA LIVES

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ゲーム音楽の演奏動画アカウント。こちらはソニックの曲です。陽気で軽快なトロピカルゆるフュージョン。ゲーム音楽の特殊性に関してはThundercatも話していますが、「印象深く」かつ「いくら聞いても飽きない」独特のバランスが面白いですね。

そしてそれをバンド演奏した時に出る、作曲から乖離した妙な人間味というか、歌心出し過ぎてしまう/演奏するには無機質過ぎてしまう、おかしさが楽しいです。この曲だとギターが色気を出そうとしていて、その邪魔さと可愛らしさが愛すべき演奏になっています。

かなり頻繁なペースで動画更新されているので、このアカウント是非チェックを!

4. Doing The Things - Louis Cole

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Louis Cole、自分のアルバムから様々な曲をビックバンドやらの大所帯編成でバンド化していましたが、それがついに音源化されるそうです!!からの先行シングル公開。

演奏の進化によって音楽は変わるのか、ということについて、ホーンが破茶滅茶タイトに演奏できるようになったらアンサンブルの幅広がる、という動画でもあります。32分までコントロールしているような超タイトなシンベが、浮かないどころかどのパートにもぴったりあるという驚愕の演奏(ほとんどLouis Coleだけれど)!メロウなコード進行、テンポもそこまで速くは無いにも関わらず、強烈なダンスミュージックにしてしまう技術が素晴らしいです。

5. Celeste, Jeshi & Harve live at Flesh & Bone Studios

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ザ・オシャレ!シンガーCelesteのバンド編成のライブ動画。「良いと思ったらUK」なほど(僕の中で)盛り上がっているUKのR&Bシーンです。YouTubeの説明欄だと「Neo-soul singer」と書いてあるのですが、いわゆる「ネオソウル」なヒップホップ感はほとんど感じられません。しかしジャジーというか、ジャズのオシャレさの上澄みを丹念に灰汁取りしました、みたいな仙人のかすみレベルの桃源郷オシャレ。あまりの圧倒的な格好良さに、結果アンビエント/ニューエイジとも共振してしまう濃密さが出ています。

最近のUKのソウル、全部「ブラックミュージック」として混ざっているUKらしさというか、結果ジャズでもソウルでもR&Bでもレゲエでも無いオリジナルな音楽で、面白い音楽を探す意味でも豊作ぞろいです。ヒップホップ的なごりっとしたリズムではないところも、結果生演奏的なニュアンスを入れてるのに役立っている印象。またコードの響きも、レディオヘッドやらポストロック以降の和音感覚がR&Bとして使用可能な今だからこそ、ツボ抑えたモダンな仄暗さと言えるでしょう。ここにきてすべてUKシーンのピースがはまったというんでしょうか。甘ったるいピアノとサックスが素敵に聞こえる雰囲気が良いです。

高橋アフィ

TAMTAMのドラムの他、文章やDJ等。好きな音楽は新譜、趣味はYouTube巡り。

CH.0の5曲

1. Dream Panther - KCRW

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先月もこの企画で紹介したGangster Doodlesのコンピが遂にリリース。正直アーティスト名すら聞いたこと無かったんですが、度肝抜かれました。思わず仲間に感想を求めたくなって、即メッセージを送ったほど。

ただ、泣けるほど曲が短いんでもう自分でエディットします。それぐらいカッコよかった。バンドサウンドとトラップの融合、平成に終わりを告げるニュースタンダードがここに。

2. Karavi Roushi - Cyberia Remix (Official Video) Dir. By Young TAMORI

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ここ最近、クラブで友達に会うと必ずと言って良いほどこの人の名前が出るぐらい、知ってる人はみんな気になってるこの人の新譜が今一番の楽しみ。ラップとか風貌とかがとにかくILLで、出来れば絶対関わりたくないタイプなんですが、一度はライブを観に行ってみたい気持ちにさせられる、その不思議な存在感に魅了されてます。あと忘れてはならないAquadab氏とTetsumasa氏共作のトラックが最高です。

3. Pee.J Anderson - Epitome

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彼らの新譜を待ってました。2人がまだ京都にいた時から、時々遊んでくれていたけど、彼らが去年何かのパーティーで京都に帰って来ていた時、一緒に飯を食いながらこのEPのデモ音源を何曲か聴かせてくれたのを覚えてます。結局その時聴いた曲とは全然別の曲を選んでるんですが、聴くたびに新しい発見があって面白いです。休日には自宅でホームパーティーを開いて、友達に自分たちの作った音楽を聴かせる。そんな彼らの遊び方も好きです。

4. Perko - Rounded

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3月にOkadadaさんとワイパさん主催のAudioTwoにDJで呼んでもらった時、自分の出番前にFresinoがプレーしていて、控え室で主催の二人も思わず「カッコええ…」と唸ってました。もともと低域が映えるCircus Tokyoのベースメントフロアを、大袈裟でも何でもなく目ん玉揺れるほどにブンブン鳴らしてて、完全にスイッチ入れられてしまいました。実は自分の中で何となく躊躇して踏み込めていなかったbpm140の未開拓領域、レフトフィールドな世界観にハマるには十分すぎる名曲でした。

5. Octavian - Bet (Official Video) ft. Skepta, Michael Phantom

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UKヒップホップシーンの新たなスターとして確固たる地位を築こうとしているOctavianが、SkeptaとMichael Phantomをフィーチャーした新曲。個人的にどこか親戚の集まりにもいそうな親近感の湧くMichael Phantom。彼のルードなラップにも好感が持てるし、もう何回もPV観てるはずなのに、冒頭のOctavianやSkeptaの動きに合わせてどうしても首振っちゃう中毒性仕様。Octavianは今年日本にもやって来るとか。生Move Me聴きたい!

今月も当企画連動のSpotifyプレイリスト更新中です!是非チェックを!

CH.0

京都を拠点に活動するDJ。2017年 KID FRESINOと共にDJパーティー『Off-Cent』をスタート。

その他、数々のアーティスト・ビートメーカーの作品へのスクラッチ参加に加え、

自身のMixCloud上で多数のMIX音源を公開。現在、自身初となるアルバムを制作中。
https://www.mixcloud.com/channel-0/

鳥居真道の5曲

1. Pure Bathing Culture - "Devotion"

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レイト・エイティーズ的な煌めきを端々から放っているサウンドがとてもフレッシュ、そしてセクシー。特にクリーン・トーンのギターが素晴らしい。もちろん演奏も。コンプでサスティーンを長くするところなど鈴木茂的といえる。ソーダ水のような喉ごしならぬ鼓膜ごし。力強い歌唱も良し。カーステで聴きたい。こどもの頃に親の車のカーステから流れるFMラジオを通して接した大人の世界を連想させる。いわゆる原風景。GTAのカーステで流れてきたらグッとくること間違いなし。とにかくここまで愚直にエイティーズ的なサウンドに取り組む姿勢に感動した。エイティーズ的な音がとっても苦手だったが世の趨勢に引っ張られたのか、ここ5年ぐらいで大好きになった。変節漢と言われようが一貫性よりも耳の快楽を選ぶ。

Pure Bathing Cultureはオレゴン州ポートランド出身の男女二人組。2012年頃から活動しており、Fleetwood
Macの名前がよく引き合いに出されるとのこと。わかる。ユニット名は日本語にしたら純入浴文化となるのか。どういうこと?

2. Dee White - "Oh No"

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陽光を乱反射させて揺れる小川の水面というようなベタな情景が目に浮かんでくるキラキラしたイントロを聴いた時点でこれは名曲に違いないと確信した。カントリー唱法で歌われる異国情緒溢れるメロウなカントリーソング。異国情緒を醸し出しているのは「タン・ウタ・タン・タン」というハバネラのリズム。この曲はきっと19世紀スペインの音楽家イラディエルがキューバ産のハバネラに惹かれて作曲した"La Paloma"が下敷きになっているはず。だからだろうか、なんとなく地中海的な大らかさ、優しさを感じてしまう。

SWEET DREAMSからリリースされたNaïm Amorのアルバム『Dansons』収録の"Our Day Will
Come"のカバーを思い出した。こういううっとりするような甘い曲を選ぶのはいまだに勇気がいる。でもやっぱり、甘いをお菓子を食べることが好きだし、甘い音楽を聴くことも好き。

3. Faye Webster - "Room Temperature"

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Faye Websterはアトランタを拠点に活動するSSW。前作の"Kingston"が各メディアに取り上げられて話題になっていたが、こちらの新作のほうが断然好み。ラップスティールを使用した完全ハワイアン仕様のうっすらとセンチメタリズムを湛えたナイスソング。しわがれ成分がほんのりと混じった歌声も素敵。波っぽい音のSEはシンバルの余韻の音か。

彼女は音楽の才能だけでなく写真の才能にも恵まれたそうで、高校のクラスメートだったLil Yachtyや、D.R.A.M、MigosのOffsetのポートレートを撮影したりしているとのこと。これってもはや周知の話ですか?

4. Ibibio Sound Machine - "Guess We Found a Way"

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Ibibio Sound Machineはナイジェリア系イギリス人Eno Williamsを中心に結成されたグループ。ハイライフ、アフロファンクにブギーを混ぜたようなとても頼もしいダンス・ミュージックに取り組んでいる。2年ほど前にビンテージ・アフロ・ファンクのファンにはおなじみのSoundwayからMergeに移籍したそうだ。MergeってあのSuperchunkのMergeだよ。

今年に入ってリリースされた"Tell Me (Doko Mien)"と"Wanna Come Down"のふたつのシングルはハイクオリティなブギー及びファンクだったが、最新作のGuess We Found a Way"は浮遊感のあるコード進行が素敵なメロウなサイケで驚いた。ここでいうメロウなサイケという言葉はあまり一般的な用法ではないかもしれない。例えば細野晴臣の"Exotica Lullaby"のような重力のかかり方が普段よりも軽く感じられるようなサウンドを勝手にサイケと呼んでいる。ほかにはBADBADNOTGOODとLittle Dragonのコラボ作"Tried"はメロウなサイケ。The Beatlesの"Dear Prudence"などはメロウなサイケの筆頭格といえよう。

5. Big Thief - "UFOF"

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メロウなサイケに続いてこちらもサイケな一曲。なんというか、わかりやすくサイケではないけれど、深層部分がサイケ的というのか。Loveの『Forever Changes』をサイケの名盤と呼ぶときのサイケの感じ。曲の後半では再生速度を早めた声のSEなどサイケ的な意匠が施されてはいるが。

Big Thiefはブルックリンを拠点に活動するバンド。"UFOF"は4ADから5/3にリリースされるアルバム『U.F.O.F.』からの先行シングルとのこと。アメリカのバンドだが、ややブリティッシュ・フォーク的な物悲しさを漂わせている。ウェッティでない悲しさ。それは涙かため息かと聞かれたらため息のほう。この曲のドラムみたいなちんまりしてて軽いドラムが本当に好き。

鳥居真道

1987年生まれ。トリプルファイヤーのギタリストで、バンドでは多くの作曲を手がけている。また他アーティストへのライブやレコーディング参加、楽曲提供、選曲家としても活動。ピーター・バラカン氏はじめ多くの方とDJイベントも定期的におこなっている。

Lil Mofoの5曲

1. Concrete Cabin - Anti Vibe (UK Complience)

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多分今年一番ぐっときた一枚!!たまらんに~!!!!

2. Franco Franco & Kinlaw - Cuore Molle Palle Moscie

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去年Cosie'sでプレーした際、一緒だったDJ Kelanさんのオールドスクールなドラムン&ガバに、高速ハイトーンMCをのせてて最高にかっこよかったブリストル拠点イタリア人Francoさん!!全曲KinlawのトラックでLPをリリース。現行仕様ながら伝統的ブリストル・アンダーグラウンドのパンクな空気が濃縮された一枚。

3. Tama gucci - THOTIANA REMIX

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個人的に大好きだったGovales路線なTama GucciがヒットチューンThotianaのリミックスと称したなんか全然違う曲(雑なジャングル)をリリース。最高!!

4. Flora FM - Insist On You (Brain Mix)

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存在感すごいKalahari Oyster Cultから、これまた見逃せないすばらしいリリース続く天才の人Flora FMのEP。Black Dogてきな??デトロイトテクノ??古い??新しい??昼なの??夜なの??外なの??地下なの??・・春なの??きらめき~!!!!

5. Kim English - Nite Life (Armand Van Helden Mix)

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キム・イングリッシュの訃報。自分にとって、ダンスフロアにおけるロマンチシズムをきわめたビッグアンセムといえばこの曲。。このマヌケなガラージミックスが好きで、喜んでもらえそうな瞬間にピッチ早めでかけてました。フロア映えなばふばふしたローが入ってくるとこが最高に興奮する!!

Lil Mofo

DJお休み中です。ごめんなさいブッキング受け付けておりません。
ラジオはやってます聴いてね Lil Mofo

https://soundcloud.com/lil-mofo-business
https://www.mixcloud.com/lilmofo/
http://lyl.live/show/lonely-only/

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